『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

祈り、願う

今年のクラスは「みんなができる」ようになかなかならないクラスです。でも、だからこそ、「一人も見捨てない」が際立つクラスでもあります。毎日毎日、毎時間毎時間「みんなができる」んなら、何をそんなに頑張る必要があるというのでしょうか。できないけれど、と言うより、できないからこそ、「それでも見捨てたくない」と願い、祈るのです。

 

今日のテストで、ある子が100点を取りました。放課後の教室で採点をしながら、一人小さく声を上げてしまいました。明日、早く返却したいなあ。

でも、同時に申し訳ない気持ちになります。別の子の顔が浮かぶのです。多くの子を救って満足できるなら、楽なのかもしれません。でも、「一人も」なのです。だから、苦しい。

自分の力不足は分かっています。それでも足掻きます。足掻いても足掻いても苦しいから、最後には願い、祈るしかないのです。毎年のことですが、やはり、苦しい。