福島の現在
小六教育技術の1月号に、一緒に学習会を開催しているメンバーで書いた原稿を掲載していただきました。特別企画「福島の教育の現在地」というタイトルです。
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: 雑誌
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この企画のお話をいただいた時には、迷いました。日本で3番目の面積を持つ福島県。その現状は地域によって異なります。また、震災時には200万人の人口がありましたから、200万人の事情があるはずです。その上、私は現在は隣県に住んでいます。私一人で福島の現状を説明できるはずがありません。
そこで、震災前から一緒に活動してきたメンバーに協力を仰ぎました。津波被害が甚大だった地域で働く教員、原発事故で今でも避難している学校で働く養護教諭、自分や家族が避難した教員。そういったメンバーにも書いてもらうことで、私一人では書けないものになりました。もちろん、それでも全ては伝えられませんけれど、でも、あの日から今まで、福島の教員や子供達がどんな状況に置かれてきたのかは伝わると思います。その苦しさは今も続いていることも伝わると思います。けれど、それでも福島の教職員も子供達も負けていない、へこたれていない、ということも伝わったら嬉しいです。
小六担任以外の方にも読んでいただけたら、幸いです。
図らずも今日の午後は、札幌で「2011年 福島の出来事」というお話をします震災のことを語るのは、今でも苦しくなりますが、福島で働く教員として、私ができることを、コツコツとやっていきます。