『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

授業準備

今日は日番で1日出勤。日番の事務仕事をしつつ、新学期の準備をしました。
数年前は、夏休みや冬休みに「勉強会」なんかを開催して、新学期にスタートダッシュをかませるよう準備できていたのですが、現任校では残念ながら実施できずにいます。力不足・・・。

でも、できていないことは仕方ありません。今できることを精一杯やりましょう!ということで、授業準備に精を出していました。特に、国語は2学期にちょっとイマイチだった「説明文」の単元があるので、練りに練って単元進行表とワークシートを作成。また、算数は、苦手な子が多い文章問題対策として、古ちゃんの実践を真似っこ。初めての学習なので、ちょっと丁寧なスタートを心がけます。

 

私は、シンプルな『学び合い』(いわゆる「はい、どうぞ」)を標榜していますが、それを実現するために色々な「テクニック」を使って“しまって”います。私が多用しているテクニックの一つに「変化のある繰り返し」があります。これはかの有名な向山洋一氏が、授業の原理原則として提唱しているものの一つです。私は若い頃、法則化運動やTOSSの本を貪り読みました。その頃に学んだことは、今でも役に立っています。
一方で、いつまでもこういったテクニックを使って授業をしていてはマズいとも考えています。今の学級で様々なテクニックを必要としているのは、私がまだまだ集団を育てられていないからであり、恥ずべきことです。

だって、次の担任は、こういったテクニックを身につけていないかもしれません。もちろん、私よりも優れた先生が担任してくれる可能性も高いでしょうけれど。もしもの時に学べない子供達では困ります。また、中学校や高校の先生は教科によって変わりますから、力量に差があるのは当然です。「この先生はあまりテクニックを持っていないから、この教科が苦手になった!」なんて文句を言っても力は伸びません。そして何より、社会に出たら「先生」はいないのです。ですから、教え手のテクニックに左右されず、自ら学び、成長する児童を育てることが、私の最終的な目標です。

 

なんて偉そうに書いていますが、まだまだできていません。
今日作成した単元進行表とワークシートは、そこそこ良くできたと思います。が、その「力作」を見ながら、自分の力不足を感じるのです。

それでも新学期は始まります。できていないことを認めつつ、でも、諦めず。自分の今できることを、精一杯やるしかないのですよ。