『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

社会の写真も意図がある

社会科の教科書には写真がたくさん使われています。若い時には、それを「じっくり見る」授業ばかりしていました。

「もっとよく見て。細かいところまで見て。」

そんな指示を出していた記憶があります。例えば、3年生の「昔の道具」の学習であれば、炭火アイロンの写真を「よく見て」、持ち手は熱くなりにくいように木で出来ているとか、空気を取り入れる穴が空いているとか、そういう「細かいところ」を発表させようと躍起になっていました。

けれど、段々と、写真の使い方が変わってきました。キーワードは「意図」です。

炭火アイロンの写真は何のために載っているのか、その目的や意図を考えるようにしています。それを考えるながら他の写真も見てみれば、「かまど」や 「ランプ」が載っているわけです。となると、「今は、アイロンもIHクッキングヒーターも電灯も“電気”を使っているけれど、炭火アイロンやかまどやランプは“火”を使っているな。その変化を学ぶためなのかもな」なんて考えて授業を組み立てるようになってきました。

 

教科書にわざわざ写真を載せているのは、何かしらの意図があってのことです。その意図を予想することで、単元のねらいと活動が一致し、ブレにくくなると感じています。