子供達の言葉を、そのまま受け取ってはいけない場合が多々あります。例えば、
「俺はやりたくない」
と言っているけれど、心の中では
「やりたいけれど、自信がない」
だという場合を何度も見ています。また、
「先生、○○を忘れました」
と言いに来た子が、口には出さないけれど
「だから、貸してください」
と言いたいのだと感じることもあります。
こういう時、ものすごく悩みます。言葉の裏を読んで、誘ってあげたり、貸してあげたりして良いものかどうか。イメージとしては
「そんなこと言わないで、『一緒にやりたい』って言っていいんだよ」
とか
「そういう時には『貸して』って言うんだよ」
と“指導”してあげるのが良いような気もするのですが、実際にはなかなかイメージ通りにはいかないものですよね。まあ、ありきたりですが、「正解はない」というのが正解なのでしょう。時と場合によって、どうすれば良いかなんて変わるのですから。
正解はないということは、ずっと悩んでもがき続けるしかないということです。キツいですが、自分で選んだ道ですから仕方がありません。