私が安定的に『学び合い』を続けられるようになったのは、「教えることは得なのだ」と納得できたからだと感じています。それまではどうしても、無理やり教え合わせようと強く叱咤したり、その反動で放任になったりしてしまいました。
でも、それが得だと心の底から感じていれば、焦らずに「おススメ」できます。
「教えてごらんって!助けてあげなって!最初はちょっと戸惑うかもしれないけれど、絶対に得なんだって!」
とストレートに語れます。
教えることや助けることが得だと納得してからは、ドシドシ人に教えたり助けたりするようになりました。もちろん、滅私奉公は続きません。ちゃんとバランスを取って、自分が苦しくならないようにします。
つまり、『学び合い』において子供達に求めることは、私も率先してやっているのです。
子供達の手本になろう、というのとはちょっと異なる感覚です。そうではなく、子供達に求める生き方を、私自身も一緒に追い求めているのです。
つまりは、私にとって教え子たちは、同じ道を目指す仲間なのです。