『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

難しい方がしっとりする

5年生の理科で「めだかのめすおすを見分ける」授業をしました。

見分け方をしらべる→練習問題

という流れです。ちなみに、「練習問題の時には、教科書やプリントなどはいっさい参照してはいけないが、友達と相談するのは自由」というルール。

先週、まずは1組で授業。どの子も一生懸命に学んでいましたが、少々ザワザワした感じ。そこで、2組での授業では、練習問題を難しくしました。1組では、めだかの写真を2匹分しか載せていなかったのを、3匹にしたのです。

この1匹の違いが大違い。問題に載っているのが2匹だと、片方がめすなら、もう片方はおすだと予想がつきます。だから、1匹分しか考えなくていいのです。でも問題が3匹なら、1匹目が分かっても、2匹目3匹目がめすかおすかは、ちゃんと考えなくては分かりません。

そうすると案の定、2組の授業の方がじっくり考え、話し合いも熱心でしたが、それにも関わらず騒がしくはならず、しっとりとした学びになりました。

 

課題は難しい方が、学びはしっとりする傾向があります。ガチャガチャうるさいのは、課題が簡単過ぎるのかもしれません。