『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

人を傷つける褒め方

昔々、まだ20代だった時のことです。私はある子をこう褒めました。

「あなたが一番頑張ったって、先生は分かっているよ」

それを聞いて、別の子が怒りました。

「じゃあ、私たちは2番以下ですか?」

私は自分の過ちを認め、平謝りするばかりでした。

 

それからは、「1番すごい」とか「今まで見たことない」というような「比べる褒め方」をしないように心掛けています。それは、一人の子を褒めていても、他の子を傷つける危険性があるからです。今でも時々やってしまいます。面と向かって文句を言われたことは、あれ以来ないのですが、でも、私の気づかないところで、傷つけている可能性もあります。

 

比べる必要なんてないのに、なぜ比べてしまうのでしょうか。「すごいね!」「素敵だね」だけで十分なはずなのに。きっと私の中の「他者に勝ったら嬉しい気持ち」がそうさせるのでしょう。まだまだ修行がたりませぬ。