『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

時間割流動型『学び合い』

担任を離れて約2か月。担任を持っていると日々の学級経営に追われて、「次どうするか」ばかりを考えてしまいます。でも今は、担任を持てない寂しさからか、過去の学級経営についてあれこれと考えることが増えました。
これがかなり危険だなあと感じます。
一つ目は、過去を美化してしまいがちなこと。思い出って綺麗に取り繕って取っておきたくなりませんか?「あの時の学級は、めちゃくちゃ学んでいたなあ」「あの時の学級はチームワーク抜群だったな」というように。中には苦労したことも上手くいかなかったこともあったはずなのに、そんな部分はカットして、いいところだけ記憶の箱に詰め、包装してしまいがち。危険ですね。

もう一つは、押し付けてしまいがちなこと。いいことだけを若い同僚に偉そうに語り、詳細は抜け落ちているし、追試できるはずもないのに、「やってみろ」と迫る。うわあ、最悪の先輩だ!いそうだな、そういう人。でも、自分がそうならない保証はありません。だって、その行為は善意から生まれているから。これも危険ですね。

 

一方で、客観的に考えるチャンスだとも思っています。

自分の過去の取り組みをゆっくり振り返るチャンス!で、私がまだまとめきれていない取り組みは「時間割流動型『学び合い』」です。これを良い面も悪い面もひっくるめて振り返っておこうと思います。
これを振り返ると、

  1. 1時間毎の『学び合い』のコツと次に進む時期
  2. 教室や授業を「自分たちのもの」と意識づけるための取り組み
  3. 数時間毎の『学び合い』のコツと次に進む時期
  4. 単元『学び合い』のコツと次に進む時期
  5. 単元「計画」表と、単元「進行」表の違いは何か
  6. 私の考える異学年『学び合い』の姿
  7. なぜ、時間割「自由」型ではなく、時間割「流動」型と名付けたのか
  8. 時間割流動型『学び合い』が成立するための条件

といった話を一気にまとめることができそうです。これね、今まで何度もまとめようとしてきたんです。でも、担任しながらは無理でした。だって、日々改良しながら取り組んでいるのですから、書いても書いても「これは違うな」と書き直す羽目になっていました。そんなことをしていたら、書き終われません。この辺りの「覚悟」が足りないのですよね、私。だから、今年は覚悟を決めるチャンスではあるのでしょう。どんな形でまとめようかなー。