今日は早く帰れたので、昨日よりも優しい気持ち。昨日とはちょっと違うことを書きます。
「一人も見捨てない」という願いを持たずに『学び合い』による授業をやれば、かならず失敗します。学び合う中で苦しむ子が出ても「あの子は仕方ない」と考えてしまったら、問題が続発するからです。
けれど、「一人も見捨てない」という願いは、かなり暑苦しいものです。それを持ち続けられない人や最初から持っていない人がいても、私は責めません。もっていないことに気づいていない人も責めません。正直に言うと、数年前までは許せず、責めてしまったこともあります。今は、それは間違いだったと考えています。持ち続けられる人は少数派なのです。(増えて欲しいと願っていますし、そのためにやれることをやっていますけれど。)
じゃあ、持ち続けられない人はどうすればいいのでしょうか。『学び合い』に手を出すな!とでもいうのでしょうか。
いえいえ、そんなことは申しません。ぜひ、チャレンジして欲しいのです。
ただし、一人でやったら絶対にできません。絶対です。
でも、一人じゃなきゃ大丈夫!!
一人でできないなら、「一人も見捨てない」という願いを持っている人と繋がればいいのです。もしくは、自分だけでは見捨ててしまうかもしれないけれど、困った時に力を合わせれば、なんとか踏ん張れる仲間を見つければいいのです。
偉そうに言っている私だって、一人だったら挫けていたかもしれません。でも、同僚や地元の仲間と語り合うことで、「一人も見捨てない」心を保てています。
そして、このブログも心の支えです。こうして書くことで、「書いたことは実戦しなければ」と踏ん張れています。
やっぱり、多様な繋がりは得なのだと、身をもって感じます。