『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

同僚

私は、子どもたちを「顧客」「お客さん」とは考えていません。「仲間」「同僚」と捉えています。『学び合い』に出会ってしばらく経ってから、この気持ちは変わっていません。とりあえず、2013年には、そんなブログを書いていました。

これからの仕事 - nao_takaの『縦横無尽』

 

この気持ちは「学級担任」としてなら強く抱けていたのですが、今年は担任を外れ、教務主任となってしまいました。自分のクラスじゃなければ、この気持ちは薄くなってしまうかもしれない。そんな風に考えていた時期もあったのですが、杞憂でした。教務主任であっても、子どもたちは「同僚」だなあと思えています。むしろ、自分の学級というものがないので、より多くの子どもたちを「同僚」と思えています。
話はちょっとズレますが、「同僚」なのに「子どもたち」と表現することにちょっと抵抗があるのですが、他にどう言えばよいか分かりません。「児童」もしっくりこないし。

 

さてさて。この「同僚」という意識が私の授業づくりに大きな影響を与えているなあと感じます。お客さんと思っているなら、私はたくさんの「サービス」を提供しなければなりません。でも、同僚ですから「サービス」は不要です。むしろ、仕事(学習)の邪魔になります。私だって、上司から仕事上の「サービス」を受けたいとは思いませんものね。
私が単元型『学び合い』で授業をするのは、同僚である子どもたちが、大きな仕事(学習)をしやすくなるためです。この意識が「顧客を喜ばせる」サービスとしての授業とは全く違うものに繋がっています。ここで大切なのは、「大きな仕事」とは具体的に何なのか、でしょう。それは、今月末の函館で、お話します(笑)

 

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