子どもたちに、教員の思いを「ちゃんと」伝える。
これって、なかなか難しいものです。かなり前ですが、こんな記事を書きました。
馬鹿げた話に感じるかもしれませんが、意外とこんな指導をしてしまっているものだと、私は思っています。「はっきりとは伝えていないけれど、分かってくれるといいな」という自分勝手な期待。そんなものを、子どもが好きな教員ほど抱いてしまいがちかも。もちろん、これは私の話ですが、私だけの話でもないはずです。
私がそうなってしまうのは、あまり口うるさく叱りたくないという思いや、伝えたからと言って必ずしも言った通りにならないから言いたくない(言ってもやらないと、がっかりするし、これも叱る材料になる)ことが理由です。
でもね。それでも「ちゃんと」伝えなくてはならないのでしょう。そこを疎かにしてしまったら、子どもたちから信頼を得ることはできないと、私の経験から確信しています。何を考えているか分からない上司には着いて行きたくないのは、大人も子どもも同じでしょうから。
じゃあ、「ちゃんと」ってどういうことか。それは、伝わるまで諦めないこと。伝わらないのを周囲や子どもたちのせいにしないこと。確信を持ちつつ、常に検証しながら伝えること。そんなことを、私は大切にしています。