『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

ちょうど良い距離感がつかめない

私は「子どもたちに好かれたい」という思いを抑えながら仕事をしています。本気で好かれたくないわけではありません。子どもたちは可愛い。だから、好かれたら、当然、嬉しい。だからこそ、子どもたちに好かれることが目的化すると、その嬉しさや気持ち良さが抑えられなくなりそうで怖いのです。
だから、意識的に
「私は、別に子どもたちに好かれなくてもいいんです」
と言いながら仕事をしています。
けれど、ある方から、
「その言葉を聞いて、子どもたちが本当に悲しんでいましたよ」
と言われたことがあります。そうか、悲しませてしまったのか。
申し訳なく感じましたし、悲しませるぐらいなら、好かれたい欲求を解放しても良いのかもしれない!とも考えました。以前よりも「好かれたい自分」を表に出すようになりました。

でも、やっぱり、怖いのです。
好かれたいと願うと、どうしても自分中心の授業をしてしまいそうで。その結果、「一人も見捨てないことが得」ではなく、「先生を好きなふりをするのが得」な集団を作ってしまいそうで。
もちろん、嫌われたら仕事になりません。一定数の児童から信頼されなければ、集団は動かせません。でも、それと「好かれる」はちょっと違うように感じるのです。
この歳になっても、まだまだ子どもたちとちょうど良い距離感がつかめません。恥ずかしい話です。