『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

だからこそ

今日は杉山さん主催のオンライン読書会に参加させて頂きました。その中でお話したことを、自分用のメモとして、書いておきます。

 

『学び合い』に向かない子を目にする度に、「だからこそ、『学び合い』が必要だよな」と感じます。人と関わることが苦手。適切な距離感がつかめず、すぐにケンカをしてしまう。逆に、自分から全く人に近づいていけない。ワガママを押し通そうとする。そういう子たちにこそ、学校で少しでも多く人と関わる経験をさせてあげたいと願います。そんな子がたくさんいるクラスで『学び合い』をしたらクラスが壊れる、と言われるでしょう。まあ、そうかもしれません。『学び合い』よりも一斉指導の方が誤魔化しがききます。でも、それって問題を先送りにしているだけです。適切な距離感がつかめずにすぐにケンカをしてしまう子は、社会にでてから距離感を学べるのでしょうか。人に近づいていけない子は、社会にでてから人とつながれるのでしょうか。私には疑問です。

学校にいるうちに、人と関わる方法を練習して欲しいのです。

 

でも、クラスが壊れることを恐れる方がいるのも事実。そういう人に無理矢理『学び合い』を勧めたりはしません。

ただ、『学び合い』に挑戦したいと思っている方に勇気を持っていただけるような、そんな発信ができたらいいな。