『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

祈るような思い

単元『学び合い』のような長い期間で課題を出す『学び合い』が機能するには、自分たちで自分たちをコントロールできる必要があると考えています。今日の授業では、1時間目の休み時間が終わって2時間目に入った時に、ちょっとコントロールできていない二人の子が目に入りました。

走り回っているわけではありませんが、フラフラと二人で歩き回りながらの「追いかけっこ」ような行動。本当は多少の失敗をしてもよいから、待っていたいところなのですが、今日は熱湯を使う実験をしているグループもあったので、声をかけることにしました。

二人に近づき、小さくてもハッキリとした声になるように意識して

「今の行動が危険だって理解できていますか?自分のこと、自分でコントロールできますか?先生が大きな声で強制的にやめさせるのは嫌なんだよ。頼むよ」

と伝えました。最後の「頼むよ」は無意識に出た言葉です。「おかしな言葉を使ってしまったな」と自分でも感じます。ただ、私は「頼むから、自分でコントロールしてくれよ!」という気持ちで「頼むよ」と言いました。

こんなことで叱りたくないのです。なかなか自分をコントロールできない子がいるのも分かります。だから、「頼むから叱らなくても、やってはいけないことは自分で考えて欲しい!」と祈るような気持ちでいったのでした。

私の祈りが通じて、教員がいなくても、自分で自分をコントロールできる大人へと成長してくれますように!!