今日の授業では、ちょっと情に訴えるような語りをしてしまいました。
「今日のみんなの学び方を見ていたら、俺は苦しくなったよ。困っている人が一人なら、俺が助ける。でも、5人いたらどうしようもない。助けたくても助けられない。困っている人を見て、苦しかった。
同時に、困っている人に気づいているのに気づかない振りをしている人を見て、それも苦しかった。人を助けた人は、困った時に助けてもらえるんだよ」
理屈の上では、こういう語りは駄目だと分かっているのですがやってしまいました。教育に情は必須だと思っています。一方で、情だけの教育も一歩間違えると恐ろしいことになりそうです。情は時として人を完膚なきまでに叩きのめすからです。
情は心に抱きつつ、もっと冷静に「一人も見捨てない」ことの利を語るべきなのです。が、今日はそれができませんでした。原因は、焦りかなあ。3学期はあと2カ月。伝えたいことが多過ぎで、ちょっと先走ってしまったんだろうな。まだまだ甘いですね。