私は弱い人間です。
苦しんでいる子に気づいてしまったら、見て見ぬ振りができません。どうすれば助けてあげられるのかを考えると、心が乱れ、寝られなくなります。周囲に対して攻撃的になってしまうこともあります。
今も苛立ちが心臓の辺りを這いずり回り、じっとしていられません。椅子から立ったり座ったり。キーボードで文字を打っては消し、打っては消しとしていました。
「どうして周囲は、この子を救おうとしないんだ!」と怒ってみても、状況は変わらないことは分かっています。「周囲」の行動を私は変えられないからです。それよりも、自分の力不足を恥じ、自分のやれることをやっていくしかありません。日々、少しずつにじるように前に進むのです。