『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

三者三様

最近、様々な方とお会いする機会をいただいている。だからこそ、みゆき会のことが見えてくる。

 

坂内さんのすごく変なところは、「失敗も楽しめるところ」だろう。

「授業において、あんな行為にはあんな意味があることが分かった。じゃあ、こんな実践は失敗するだろうな。こうやってみよう。ほら、やっぱり失敗した。じゃあ、次はこうすれば、劇的に変わるな」

という感じ。あえて失敗できる。失敗も楽しむ。そうやって実践を積み重ねる。本当に変態。

 

古田さんについては、「予想外」の行動をする。私からすると

「どうして、こんなことやるのさ、古田さん?」

「ここに来て、これなの??」

と疑問なんだけれど、古田さんは躊躇なく進む。失敗なんて考えていないようにさえ見える。古田さんにとっては、失敗は失敗じゃないのかもしれない。飛び込んで、傷ついても、また飛び込む。中学校から小学校へ。福島から札幌へ。新しいステージへとどんどん進んでいく。次はどこに向かうのだろう。それとも、ぶっとい根を張るのだろうか。

 

私の場合は、実践前に「ああすれば良いかも、こうすれば良いかも」と考える。やった後もいつまでもグジグジと悩む。池袋のセミナーの後も、若者を二人捕まえて、反省会に付き合わせてしまった。酔ったおっさんの最悪の行動である。

「前の実践はここが駄目だった。ああすれば良かったな。いや、こうすれば良かったのかもな。ということは、もしも次にこうやったらどうなるだろう。うーん、多分、こういう問題が起きるな。じゃあ、こうすればどうかな。これは、きっと別の問題が起きるな。仕方ない。こうやりつつ、この問題点には、こうやって対処しよう。

ああ、この問題には対処できたけど、この問題は予想外だな。でも、今までの経験からするとこうすれば起きないかも。ということは、次回は…」

とシュミレーションを繰り返すのが私のスタイル。詳細に考えれば考えるほど、そして、予想の精度が上がるほど、失敗が見えてくる。だから、古田さんほど飛び込めない。坂内さんほど楽しめない。でも、それが私は。今日もグジグジと考え続けています。