『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

断然、週に1回!!

『学び合い』で授業したいけれど、うまくいくかどうか心配。

昨年度は『学び合い』で失敗してしまった。今年は慎重に進めたい。

 

そういう方には「半分教えて半分学び合う」授業より、「週に一度だけ、丸々任せる『学び合い』をやる」ことをオススメします。万が一、私が何らかの事情で『学び合い』をやることが困難になったとしたら、普段は一斉の授業をやって、週に数回は『学び合い』をやることを選びます。

なぜなら、その方が「一人も見捨ててはいけないよ」という語りと矛盾しないからです。

半分の『学び合い』は、基本的に「時間切れ」になります。もし時間切れにならないとしたら、課題が簡単なだけです。「先生の説明がさっぱり分からない子」でも説明後の例えば20分で分かるようになる程度の課題なんですから。その場合、その勉強が得意な子は自分は、不必要な「先生主導の授業」に付き合わされているわけです。

かと言って、課題のレベルを上げると「20分では無理」な子が続出します。45分でも分からない子もたくさんいるんですから、半分の時間になったらそりゃあ無理ですよ。

そこで「みんなが分かる、みんなが伸びる」を求められたら、子どもたちは苦しくなります。かと言って何も求めなかったら、放っておかれる子が増えるだけです。

半分教える『学び合い』は、本当に難しいのです。

 

ということで、私は週に一度の『学び合い』をオススメします。