『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

幸運

明日出す学級通信には、子供達の作文を掲載。私の学級通信は、ほとんどが子供達の作文である。今回は力作が多かった。内容は『1学期に自分が成長したところ』である。(勤務校は2期制なので、今が学期末なのだ。)

「6年生くらいになると、照れて自分の長所や成長点を書かなくなる」そんな話を聞いたこともある。しかし、私の印象は逆だ。「大人」になったクラスほど、自分の良さを照れずに書けるのではなかろうか。その裏には、自分の課題を認められる聡明さもある。ちゃんと自分を見つめている証拠だ。メタ認知の苦手な私とは、大違いだな。もちろん、うまく表現できない子もいるけれど、そこは気長に待ってあげたいところ。

今年のクラスも着々と「大人」になってきているので、様々な視点から自己分析を書いてくれている。大いに感心させられたし、そして、ちょっと泣いてしまった。ここに書けないのが残念だ。本当は自慢しまくりたい。

この作文に私はほとんど出てこない。「先生のおかげで、◯◯ができるようになりました」とは誰も書かない。その代わり、友達への感謝の気持ち、『学び合い』の影響が頻繁にでてくる。私の名前を書いた子は一人くらいだろうか。それも「キャプテンが来て、学び合いが始まった」くらいの扱い。これらもまた、私を泣かせる。もちろん嬉し泣きだ。私が何を望んでいるかを、ちゃんと理解してくれているのだ。本当に心から愛おしく、同時に尊敬すべき子供達である。

最近は色々あって、心が乱れがちだった。でも、仕事上の悩みを解決する方法は、いつも子供達が教えてくれる。今は苦しいことをちょっと忘れて、このクラスを担任させてもらえた幸運に浸っても許されるだろうか。