何気なく呟いたTweetに、予想以上の反応をいただきました。
やっぱりな。実力よりも発信力が上回ってしまった時、実力を上げるか、「物真似」に走るか、で道が分かれるんだな。人の振り見て我が振り直せ。もっと発信力を上げたいと思っている私だけれど、まずは腕を磨かないといけないな。
— 高橋 尚幸 (@naotaka007) 2020年1月10日
そう言う私も、完全オリジナルの発信なんて、していません。
例えば、このTweetだって、堀裕嗣さんや岩瀬直樹さんのご発言を受けて前々から考えていたことと、今日たまたま見た動画が結び付いて、出てきた言葉です。(だから、「やっぱりな」なのです)
ちなみに、「学びのカリキュラム・マネジメント」の実践は、坂内智之さんと古田直之さんを真似て追いかけるところからスタートしました。
また、私は『学び合い』に関わることを中心に発信しています。私の『学び合い』に関する発信は、西川純先生の影響を100%受けています。西川先生の理論を「丸パクリしてる」と言ってもいいでしょう。
一方で、もしも私が
「子供集団は信頼に足る、という子ども観」と「学校は他者の適切な距離感を学び、生涯の仲間を得るにある、という学校観」からなり、「誰一人見限らない」を目指す新しい教育、名付けて『関わり合い』(二重かっこ関わり合い)という授業を考えました!
なんて言ったら、それは許されることではありません。「物真似」というより、剽窃ですね。
それは、著作権の問題でもあるし、敬意の問題でもあるし、そして、その無責任な発信が巻き起こす「二次被害」の問題でもあります。いい加減な発信を真に受けた教員よりも、その教員の下で学ぶ子供たちが心配になるのです。
私の発信で、不幸になる子もいるんだよな、怖いな。と考えて、ずっと発信することを躊躇していた時期もありました…。今は、そこに片目を瞑ってブログを書いています。
完全なオリジナル実践なんてできないし、100%上手くいく提案もできないけれど、せめて、自分なりに精一杯検証したことを発信しなきゃいけないよな。そんな風に考えています。