ネットでも、実際の学校でも、「高学年と比べて、低学年担任は“簡単”だ」と考えているように感じられる言動を散見する。
そんなわけないだろう!と私は思う。私は過去に8回6年生を担任した。確かに、6年担任は忙しい。教科数も授業時数も行事での役割も多い。大変だった。
今年は2年生担任。2年生での授業が楽とは感じない。6年生相手なら言わなくても分かってもらえることが、分からない。6年生なら伝わる説明や指示が伝わらない。だからといって、話す内容のレベルを落とすと、トップランナーがだらける。事前に何をどう話すか、考えておくべきことが多い。やっぱり大変だ。1年生だと、さらに悩むことも多いだろうな。担任したのははるか昔だから、思い出せないけど。
「低学年は“簡単”だ」と勘違いしている教員のせいで、色んな問題が地層となって、高学年になった時にグジャグジャになっているケースも散見する。
私が度々言うことだが、教育という営みは基本的に大変なのだ。学年に関係なくね。