『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

低学年は“簡単”だって!?

ネットでも、実際の学校でも、「高学年と比べて、低学年担任は“簡単”だ」と考えているように感じられる言動を散見する。

そんなわけないだろう!と私は思う。私は過去に8回6年生を担任した。確かに、6年担任は忙しい。教科数も授業時数も行事での役割も多い。大変だった。

今年は2年生担任。2年生での授業が楽とは感じない。6年生相手なら言わなくても分かってもらえることが、分からない。6年生なら伝わる説明や指示が伝わらない。だからといって、話す内容のレベルを落とすと、トップランナーがだらける。事前に何をどう話すか、考えておくべきことが多い。やっぱり大変だ。1年生だと、さらに悩むことも多いだろうな。担任したのははるか昔だから、思い出せないけど。

「低学年は“簡単”だ」と勘違いしている教員のせいで、色んな問題が地層となって、高学年になった時にグジャグジャになっているケースも散見する。

私が度々言うことだが、教育という営みは基本的に大変なのだ。学年に関係なくね。

センス

同僚の何人かが、『学び合い』に挑戦してくれています。今日、ある先生がこう言いました。

「学び合いの授業の方が、自分で授業をしているよりも、疲れます。」

若い先生のこの言葉に、私はセンスの高さを感じます。そして、責任を持って育てなければならないと、身が引き締まります。