『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2013-01-01から1年間の記事一覧

さよなら2013年

大晦日になってしまいました。 年齢と共に、月日の流れが早く感じるようになっています。わたしも、いつまでも若いつもりじゃ居られませんね。 さて。 今年の目標は、「アウトプットを増やす」でした。春にはみゆき会の3人で書いた読売教育賞、夏には『学び…

「冬休みくらい、休まないと」

昨日の新聞で 「夜遅くまで残業している社員は、がんばっている人だ――。残業にこんなイメージを持っている上司の下では、部下が長時間労働する傾向にあることが内閣府の調査でわかった。」(朝日新聞 2013年12月22日) という記事を読みました。 そりゃ、そ…

楽しく学んで、しっかり伸びる

前回のエントリーと被る話ですが。 勉強する、というのは楽しいものだと思っています。学ぶことは成長することであり、成長することは生き延びること、よりよく生きることに繋がるからです。 とは言いながら、何でも「学んだらすぐにできる」わけではありま…

点数と楽しさの融合

20代の頃は、テストの学級平均を90点代にするのが目標の一つでした。 30歳になった頃には、平均90点はそれほど難しいことではなくなってきました。でも、平均点は上がっても、学級の中に居る“わたしの言葉が届かない子”にはどうすることも出来ずにい…

優先順位

わたしは,そこそこ「やる気」のある教師だと自負しています。 まだまだ青二才で力不足ですが,向上心は失っていないつもりです。 もっと良い教師になりたいし,なれると信じています。 でも,「良い先生」ってどんなモノなのか,よく考えなくてはいけないと…

教師の仕事

朝、ツイッターでつぶやいた内容を、加筆修正して、こちらにも載せておきます。 教師の仕事とは、集団を作る仕事だと考えています。しかも、ただの集団ではなく、学習し成長する集団を作る仕事です。集団を作ることが出来なければ 、どんなに優秀な塾講師で…

学び合わなくても良い

『学び合い』というネーミングに対しては,賛否両論あるようですが,わたしは好きです。シンプルで。 でも,誤解しないで頂きたいのは,『学び合い』とは「学び合うことが大切だ」という意味ではありません。 「子供達が学び合う」という時,多くの教師がイ…

調子

自分が所属する集団の調子が悪い中で,自分だけが好調を維持するというのは無理なことです。周囲の調子が悪ければ,自分の調子も落ちます。逆に,周囲の調子が良くなればなるほど,自分自身も望ましい方向へと向かっていきます。みんなで調子を上げていくこ…

バランスではなく、融合  イロハのニその3

言いたいことが上手く言えないので、繋がりを無視して、感じていることをポツポツと書いていってみます。上手くいけば、繋がるかな。無理かな。 さて。 Aも大切。Bも大切。どちらも大切ですから、バランスよくいきましょう。 よくある言い回しです。が、わた…

イロハのニ その2

前年度まで色々あった学級を引き継いだわたしが気付いたことは, 「子供達一人一人を見た時と,集団として見た時には,全く違うことを考えたり,違う行動をしたりしている」 ということです。 これは,文章で説明することが非常に難しい!しかも,ブログでは…

そんなに変わっていない

先日,新聞で「人前で化粧をする女性が増えてきたというのは,最近の話ではない」ということを知りました。ちょっと引用します。 『驚いたことに、1935年6月の本紙にあった。電車や人混みで顔をはたき口紅を塗る女性をよく見かけるが、感心しない、人の…

イロハのニ その1

わたしが考える「教師のイロハ」についてまとめてきました。 これらは,わたしがここ数年,ずっと考えてきたことです。が,壁にぶつかっていました。 これから,わたしが壁を越えるきっかけになったことについて,何回かに分けて書きたいと思います。 20代…

楽しむ学級と,折り合い

11月上旬のことです。女の子数人が 「お楽しみ会をやりたいのですが,いつなら時間をもらえますか?」 とやって来ました。わたしは予定表を見て, 「14日の学活ならOKだよ」 と伝えました。 「予算はいくらまでですか」 「○○円までかな」 「分かりまし…

イロハのハ

子供達の今だけではなく,将来を見据えて愛すること。 その愛をもとに,信頼関係を築くこと。 この二つができたら,次に必要なのは「握って,放すこと」だと考えています。 「握る」というのは,「学級の中に教師の考えを理解してくれるコアメンバーが居る」…

イロハのロ

教師に必要なものの第一として,教師に必要な「愛」について書きました。 次は,それを具体化するために必要なものを考えていきたいと思います。 結論から言うと,わたしは「子供達に信頼されること」だと考えています。そして,信頼とは先に書いた「愛」と…

わたしが悪い

わたしは,独善的なところがあって,「自分が正しい」と思ってしまいがちです。 反省することが多々あります。 例えば。 わたしは,自分の学級の子供達全員が,学校が楽しくで,学ぶことが楽しくて,自分のことを誇りに思って欲しいと願っています。楽しいだ…

イロハのイ

教師にとって大切なもの。イロハのイとなるもの。 それは,何といっても「愛」だと思うのです。ベタですねえ。でも,教師には,絶対に必要だと思います。 多分,子供達のことを想っていない教師はいません。少なくとも,わたしが知っている先生方は,全員が…

イロハの二

ずっと考えてきたことがあるので、ちょっと頭の中を整理したいと思っています。 題して「教師の仕事 イロハの二」。 教師としての基本中の基本は何だろう。ということをずっと考えてきました。 最近、それが少しずつ見えてきたのですが、同時に次の一手の大…

静かな進化

3連休の最終日。今日は,仕事の日とし,学習発表会後の2週間で子供達が書いたレポートを読んでいました。分量としては,原稿用紙にすると一人10枚分くらいでしょうか。 もっとたくさん書いていた時期もあるのですが,最近は,一日1〜2枚のペースで落ち着…

見抜く

坂内さんのエントリーを読んで。 http://d.hatena.ne.jp/tontan2/touch/20131029/p1 わたしが「○○さん、手の挙げ方が上手だね」式の指導が嫌いなのは、「褒めているようで、褒めていない」からです。「○○さん、手の挙げ方が上手だね」と言った時。 本当にそ…

これから

前々から感じてはいたけれど、最近になって痛感しているのは、わたしは「孤立した働き方が好き」ということです。 わたしは、一人で踏ん張りながら仕事をしています。「人に聞く」「人に頼む」というのが苦手です。(だからこそ、子供達には上手に頼める人に…

深い読み

6年生の国語の教科書に「海のいのち」(立松和平 著)という作品があります。小学校国語の定番作品の一つと言えるでしょう。 わたしは6年生担任6回目で,「海のいのち」を授業で扱うのも6回目ですが,毎回,子供達の読みは変化しています。その年によっ…

でもね。

世の中には色々な人がいます。 『学び合い』に共感する方もいれば、そうじゃない方もいる。それで良いのだと思います。昨日、同僚の先生から、 「高橋先生、『学び合い』のこと教えてください」 と頼まれ、「ステップアップ」をお貸ししました。その方は、特…

学習発表会に思う

昨日は,学習発表会でした。 金曜日のジャーナルに「明日は,わたし達のクラスがNo.1だというのを,見せたいと思います」と書いた子がいました。物静かな子なので,ちょっとだけビックリ。でも,その子の書いた通りの学習発表会になったと思います。 子…

愛だけで満足か

愛が大切か。 テクニックが大切か。 と聞かれれば,もちろん愛が大切です。 でも,愛があればテクニックなんていらない!とは言えません。 愛があるからこそ,自分を高めようと思うはずです。 自分を高めるために何をするかと言えば,まずはテクニックを学び…

分かる人には分かる。

人を傷つけたくて傷つける子はいません。 暴れたくて暴れている子もいません。 いじめたくていじめている子もいません。 そういう行動をする子は,「その子の外」に必ず原因があります。「仕方なくそうしている」のです。 じゃあ,どうして学校の中に,人を…

困った困った。

この時間までパソコンに向かっていると、なかなか寝つけません。そして、こうしてまたブログなんて書いちゃうので、ますます寝られなくなります。寝られないと余計なことを悩んだり考え込んだりして、ますますますます寝られなくなります。 困ったものです。…

支持率アップ

では、どうすれば子供達から担任として支持を得られるのでしょうか。 わたしがやっていることは単純です。 「この先生となら、もっと成長できそう」という期待を抱けること、「本当に成長できた」という実感を得られるようにすることの2点です。 まあ,その…

マニュフェストと政策

昨日の続きです。 「見えない選挙」に勝ち,学級担任として学級を統率していくには,どんなことが必要なのでしょうか。 それは,現実の選挙と同じこと。「マニュフェスト」と「政策」です。 マニュフェストとは,教師が示す「こんな学級にしたい!」という方…

見えない選挙

学級があまり良い状態でない時、多くの人はその原因は「特定の子」にあると考えます。 例えば、「A君が騒ぐから他の子も一緒になって騒ぐのだ。このクラスが騒がしいのはA君のせいだ」と考えたり、「Bさんは周囲に意地悪をして困る。Bさんの影響で、周囲も意…