『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

教材研究

教材研究という言葉があります。 学び合う集団を作れるかどうかと教材研究はあまり関係がないけれど,学び続ける集団を作るには,教材研究は必要だと思っています。 学び合う集団を「もっと!」と求めるには,「その教科が得意な子」もそう簡単にはクリアで…

「話を聞きなさい」

授業中,話を聞いていない子っていますよね。わたしの素晴らしい「語り」でさえ,聞かない子がいるのです。ま,いますよね,そりゃあ。 そういう子に「話を聞きなさい」と言うだけでは,もちろん効果はありません。また,「教師の専門性が高ければ,話を聞く…

助け合い型から持続向上型に切り替えよう!

さて、助け合うことが目標の『学び合い』と、それぞれが成長していくことが目標の『学び合い』の違いについて、わたしなりに考えてきました。コメント欄やFBを通して感想やご意見を寄せて下さった皆様、ありがとうございます。こうやって反応していただける…

飽きる,ということ

『学び合い』の話は書き飽きたので,ちょっと違う話を。 ということで,「飽きる」をテーマに,大切だと思うことを書いてみたいと思います。 若い頃の自分を振り返ると,いろんな「指導法」や「学習法」に手を出しては,直ぐに飽きていたなあと反省すること…

わたしの授業

昨日のエントリーがあまりにも手抜きだったので、今のわたしの授業の流れについて書いておきたいと思います。1 単元の計画表を作る。 その単元の全課題とポイントとなることを一覧表にしてまとめ、児童に配布しています。 この計画表では、かなり細かいとこ…

持続向上型『学び合い』のススメ その3

お待たせしました。「その3」です!今回は「授業観」です。 3 持続向上型『学び合い』に必要な「授業観」 『学び合い』の授業観は,「教師の仕事は、目標の設定、評価、環境の整備で、教授(子どもから見れば学習)は子どもに任せるべきだ」というものです…

ギリギリ

今日は時間がないので、一言だけ。 わたしは、教師としてはあまり恵まれた状況にはないように感じることがあります。 実名を出しているので、書けないことも多いですけどね。 それでもやって居られるのは、『学び合い』のおかげであり、様々な形でわたしを支…

持続向上型『学び合い』のススメ その2

「学び続ける子どもの会」は『学び合い』とは全く別物なのに,『学び合い』のことばっかり書いて,ごめんね,古田さん。 さてさて,今日は,その2. 2 持続向上型『学び合い』に必要な「学校観」 です。 ・学校は勉強するところだ! 『学び合い』の学校観…

持続向上型『学び合い』のススメ その1

やっと本論を書けます。 今回は、その1。1 持続向上型『学び合い』に必要な「子ども観」 です。『学び合い』の子ども観は「子ども集団は有能である」というもの。それは、そうなんです。 でも、そこから一歩踏み出して、この「観」を深めてみましょう。 と…

持続向上型『学び合い』のススメ その0.5

これから書くことを、ちょっと「目次」風に書いておきます。1 持続向上型『学び合い』に必要な「子ども観」 ・「子ども集団は有能である。しかし、教室内の教師の存在も超強力である」という自覚と覚悟 ・だから、教えることが不可欠。『学び合い』は教えな…

持続向上型『学び合い』のススメ その0

ここまで読んで下さった皆さん、ありがとうございます。 どういうタイミングで、助け合い型から持続向上型にシフトすれば良いのでしょう。 また、その場合に留意すべきことはなんでしょう。 それをまとめていく前に、高橋が考える「学び合う学級の姿」を整理…

継続させるには その3

続きです。 全校『学び合い』を何年も継続させるというのは、個人レベルでは難しいと思います。 全校『学び合い』に対して否定的な意見を聞いたことが何度かありますが、そういう意見も、正直に申しまして納得です。 「本当に、この形が何年も続いていくので…

継続させるには その2

コメントを下さったお二方。また、Twitter・Facebookを通じてご連絡を下さった方、どうもありがとうございます。ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、とりあえず、続きを書いていきたいと思います。「助け合い型『学び合い』」自体が大きな問題なのでは…

継続させるには

『学び合い』を始めることは出来ても、なかなか継続することができない。 その理由が、段々と分かってきました。 まだスムーズに言語化することができないのですが、ちょっとずつ試みてみたいと思います。 『学び合い』を始める時には、多くの方々は「助け合…

縄文レベル 弥生レベル

昨日,子ども達に,こんな話をしました。 (復元図を見せながら)これ,何時代?そうだね,縄文時代。 縄文時代のムラでは,4・5人の家族で生活することが基本で,人々が協力して何かをするということは,そんなに多くはなかったという話を,見学学習の時…

忙しい一日

今日、退勤しようとしたら、机の上のカップにお茶が入ったままでした。 このお茶は、朝、同僚の先生が入れて下さったお茶です。 今日は12時間近く、お茶を飲む暇もなかったということです。 せっかく入れて頂いたのに、申し訳なく思うと同時に、こういう状況…

感謝しなくてはいけない

わたしは,現任校で伸び伸びと『学び合い』をやらせて貰っています。幸いにも,保護者にも,管理職にも,同僚にも,子ども達にも「止めて欲しい」と言われたことはありません。 対外的な研究授業や研究公開を何回もやっていますが,それでも,基本的には『学…

籠の鳥だって,空を飛べる

「脱・足し算」への第一歩として, 1.失敗観を変えること 「失敗しないこと」を求めない。「失敗は必要なもの」と捉え,失敗を乗り越えることを求める。 2.「方法」を語らず,「目的」を語ること 「学習方法」ばかりを語っていると,必ず学習はぶれてく…

説教臭い話

「あなたの話は正しいとは思うけれど、でも、そういう話をずっと続けられると、『お前は駄目だ』と責められているように感じられて、苦しいです」 こんな感じのこと、言われたことある人ー? はーいσ(^_^;) わたしの様なタイプの人間なら、一度は言われたこ…

最優先を決める

世の中には「大切なこと」が溢れています。 特に,子ども達は「スポンジ」のように様々なことを吸収しますから,あれもこれもと「大切なこと」を与えたくなってしまうものです。 でも,ちょっと待ちましょう! あなたが,学級の子ども達に要求したいことは沢…

「方法」を語らない

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。 さて。 昨日は、失敗を生かせることが大切、という失敗観について書きました。 じゃあ、そう考えられるには、どうすれば良いかというと、自分がそういう生き方をしてみれば良いのです。 なの…