『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2014-01-01から1年間の記事一覧

ごちゃごちゃメモ

大晦日なのに、意味不明な、自分の思考を整理するためのメモです。 1 やっと『学び合い』のことが分かってきました。これからは堂々と言います。『学び合い』やってます。 2 何度も言っていますが、『学び合い』は学級経営理論です。 3 「で?それをやっ…

年末大掃除

昨日と今日、年末の大掃除を行いました。 同時に、わたしの頭の中も大掃除。余計な物を捨てて、整理してみました。 すると! 今まで見えていたけど分かっていなかったことが、クリアになりました。 『学び合い』の本体は「一人も見捨てたくない」という教師…

架空の話

これから書く話は、わたしの作り話です。 ある学校に、とても優秀な管理職が居ます。頭がよく、周囲には気配りを欠かしません。 職員室では冗談を飛ばし、笑いを取ります。服装もお洒落で好感度を上げることを意図しているようです。仕事の面でも「バリバリ…

向いていない

わたしは、教員に向いていないなあと感じます。 適性検査のようなものを受ければ、その結果はすこぶる悪いでしょう。 勉強は嫌いではないし、器用貧乏で特に秀でた物を持っていない代わりに、特に苦手な教科ってものはないし、そういう意味では、「なんでも…

成功する『学び合い』はどこが違う?

Blogに書評を載せることをずっと避けていました。書評を書く時には、読み手を誰に設定すれば良いか分からなかったからです。著者を想定するのか、これからその本を読む人を想定するのか、既に読んだ人と感想を交流するのか。その辺りがはっきりしなかったか…

ドン引き

今日、職場で 「どうして、『俺も若い頃は大変だった。お前も頑張れ。』とか『俺はこうやってきた。お前もやってみろ。』みたいな態度をとれるのか、理解に苦しみます。『あなたの真似をしても、あなた程度にしかなれないんでしょ?俺はあなた程度の教員には…

経験

今年、学級担任兼教務主任となりました。年度当初は不安だらけでしたし、予想通り忙しかったのですが、でも、この経験のおかげで分かったことがたくさんあります。とりあえず、3つ書いておきます。 一つ目は、「締め切りは何よりも大切」。 締め切りを過ぎ…

挑戦

わたしは、得手不得手がはっきりしているタイプです。 例えば、書類を書くのは速いのですが、会計事務は苦手です。また、お菓子作りは好きですが、料理はほとんど出来ません。 そして、本を読むのは好きですが、書評というものが書けません。というか、書こ…

守ってくれない

終業式の後、通知票を配付し、子供達が帰りの用意をしている様子をじっと見ていました。 冬休み直前ですから、やはり、ちょっと浮き足立っています。 そこで、 「全員、席に着きなさい。」 と指示を出し、さらに物音が完全に収まるまで待って、こんな話をし…

教師も「お楽しみ」

今日は終業式でした。 台風のために休校が2日間あり79日間の2学期でした。 1学期は『学び合い』が浸透し、集団として凝集力を持った時期でした。 この2学期は『学び合い』が充実し、集団が自然なまとりを帯びてきた時期でした。 とても楽しい9か月で…

みゆき会の特殊さ

学期末の殺人的忙しさが一段落しました。わたしの様子を見て、わたしの代わりに腹を立ててくれた同僚が、半分冗談半分本気で「高橋先生、倒れていいよ!」と言ってくれるくらいの忙しさでした。でも、そんなことを言ってくれる職場ですから、口だけじゃなく…

お楽しみ

多分、2学期の最後には「お楽しみ会」や「クリスマス会」をやる学級が多いと思います。 わたしも、そういうのは嫌いじゃありません。今年の学級でも、3回ほど集会活動をやっていますし、非常に盛り上がっていますし。 でも、全然「やろう!」という雰囲気…

子供が良いんです。

給食の時間、食べ物を少量こぼしてしまった子が、ティッシュを出して、直ぐに床を拭いていました。それを見て思わず 「いいねえ。大人だねえ。」 と言葉が出ました。その子は 「そんなことありません。自分でこぼしたんですから、自分で拾うのは当たり前です…

褒め語り

昨日は、駄目出し型の語りについて書きましたが、そんなことばっかりやっていると学級はだんだんと重くなっていきます。 基本的には、前向きなことを語るようにしています。やっぱり、人間は褒められる方がパワーが出ますから。 2学期の終業式で、学級代表で…

駄目出し

昨日、算数の授業で、5分間くらい延々と駄目出しをしました。 「分数の足し算で、教科書に書いてあることをちゃんと理解出来ている人がいないじゃないか!」 ということをゆっくり確認しながら、語り続けました。その原因が、「分からない」という友達の言葉…

語り

わたしにとって絶対に削れないものは「語り」です。 わたしの『学び合い』は語りこそが不可欠なものです。 ここ2、3年のわたしの学級経営は、こんな感じで進んでいます。 1 学級開きには「日本一のクラスになろうぜ!」と、子供達に語る。 2 最初は、子…

不完全

わたしが『学び合い』に出会えて良かったと思うことの一つに、完璧ではない自分が許せるようになったというのがあります。 100点じゃなくていい。完璧でなくていい。 それでも、子供達を幸せに出来る。 むしろ、自分が完璧ではないと認める方が、『学び合い…

イメージではなくリアル

学校や授業について話していると、時々、自分が「イメージの世界」に浸ってしまうことがあります。 例えばこんな感じ。 「勉強って、楽しむことが第一だよね。やっぱり、楽しくなくっちゃ何事も身に付かないもん。苦しいことや辛いことを我慢しても、絶対に…

長期的な授業モデル その6

<その5 の続きです。>どうやって与える時間を多くするのか。というのが、わたしの授業改善の為の重要課題となりました。 児童に出来る限りの時間を与えたい。 そのためにわたしが行ったことは大きく分けて二つです。 一つ目は、「教師がやることを減らす…

長期的な授業モデル その5

<その4の続きです。> 「時間がかかる」 そういう前提で授業を考えると、色々と見えてくるものがあるのです。 『学び合い』を始めた直後は、変な勘違いがあって、 「子供達が有能で、しかも、子供同士で説明する方がよく分かるんだから、きっとあっという…

自分へのミッション

本当は、こういうことは新年に行うのでしょうけれど、善は急げということで、思い立った時に書いておきます。 今後、高橋は、次の6点を自分自身へのミッションとします。 1 毎日、ブログまたはFacebookにて何らかの発信を行います。 短くても、意味不明で…

大違いと大違い

ふと考えたことです。 「わたし」と「あなた」がやっていることが似ているからと言って、考えていることまで似ていると思ったら大間違いです。 「わたし」と「あなた」がやっていることが全く違うからと言って、どっちが正しいのか、どっちが間違っているの…

武器を磨いておく

2年前くらいから話題になっていることが、「アクティブラーニング」というものが重視されるらしい。それは、これからの教員の世代交代期をにらんでいるという話をある方から聞いた。納得だ。 今後の5年で、従来通りの授業は徐々に駆逐されていくかもしれな…

仙南の会に参加しました。

昨日は、宮城県大河原町で開催された、『学び合い』仙南の会に参加しました。この地域に『学び合い』が広がるかどうかは、わたしにとって非常に大きな意味があるので、第1回が開催された時から、「いつかは参加を!」と思っていた会なのです。 さて。 今回…

簡単なこと

以前、こんなことを書きました。http://d.hatena.ne.jp/nao_taka/20140907 最近、やっと単元計画表を作らなくても良くなりました。 それは、子供達が変わったのではありません。わたしが変わったのです。 単元計画表をなくすためにわたしがやったことはただ…

長期的な授業モデル その4

<その3 の続きです。> トップランナーの子が自分も勉強しつつ、学習が苦手な子も確実に歩んでいくには何が必要か。 つまりは、自己犠牲=徳による助け合いではなく、共存共栄=得による学び合いを成り立たせるものは何か。 わたしが出した答えは、「時間…

ギリギリ!

来週は、勤務校でマラソン大会があります。本来は今週の予定だったのですが、雨のため延期となってしまいました。 わたしは個人的にはマラソン大会は無い方が良いと思っていますが、でも、個人の感情と「仕事」は別です。やるとなったら、とことんまで子供達…

変態?普通?の二項対立を超えて

わたしは自分が「普通の教師」だと理解しているにも関わらず、「変態」と言われることがあります。ど変態なあの人とかあの人から「変態だ」言われるので、少々憤慨しておりました。 自分としては、周囲とのバランスを大切にする小心者だと思っておりますので…

長期的な授業モデル その3

<その2の続きです。> 一発勝負ではなく、繰り返し学べるというのは、学び手にとって非常に楽です。 繰り返せるということは、ミスが許されるということですから。 ミスが許されない状態での学習は、失敗したくない=やりたくてもやれない に繋がります。…

長期的な授業モデル その2

わたしは、授業を考える時に、1年間というスパンで考えるようにしています。 例えば、国語で「読むこと」の学習をする時には、その単元だけではなく、前の「読むこと」の単元や次の単元についても教材を見ておきます。そうすると、子供達にどんな力を付けれ…