『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

伝える

教師に必要なのは、技術ではなく「信念」とそこから滲み出る「在り方」だ。 そう気づいてから、ずっと疑問に感じていることがありました。それは、何故に多くの教師が方法ばかりを語るのだろう、ということです。 だって、少なくない教師が、在り方の大切さ…

心の声

先日、わたしと組合の仲間で開いている学習会で、この本を紹介しました。 (THE教師力ハンドブック)" title="気になる子への言葉がけ入門 (THE教師力ハンドブック)">気になる子への言葉がけ入門 (THE教師力ハンドブック)作者: 西川純出版社/メーカー: 明治図…

トップランナー

トップランナーが得る『学び合い』最大の利点は「自由にできること」なのかもしれません。 普通の授業では、トップランナーは暇です。だって、もう既に知っていることや、授業の冒頭ですぐに答えが分かったことを、我慢して聞いているですから。 低学年の時…

成長しているなあ

今日は諸事情によりちょっとだけ1年生の教室に行きました。 1年生は、やっぱり小さいしかわいいしパワフルですね。我が子も1年生なので、それは分かってはいますが、でも、集団から発せられるオーラの濃さは、我が子一人のものとは「別物」です。 その後、3…

2月が楽しみ

2月には、二つの場所で発表をさせて頂く予定です。 一つ目は、2月7日の「仙南の会」。約30分という時間をいただいたので、約30枚のプレゼン?を作成しました。一枚1分でいけば、30分で終わるはず!?なんて考えていたのですが、やっぱり考えを改めて、10枚以…

学び続ける『学び合い』

わたしは「助け合い型『学び合い』」と「学び続ける『学び合い』」について、繰り返し考えています。 (以前は「持続向上型」と言っていましたが、表現が堅いので「学び続ける『学び合い』」という言い方にしました。) 集団作りの初期は、「助け合い型」の…

どうやって掴むか。

『学び合い』では、集団の2割を掴むことが重要です。 じゃあ、どうやって掴むかの。 わたしは、「心を込めて、何度も語る」以外の方法が思い浮かびません。 あとは、あえて言うなら「背中で語る」でしょうか。でも、わたしにはそれほどの力量はありません。…

通説

運動に関して、こんな言葉を耳にしたことはありませんか? 「子供の頃に身に付けなかったことは、大人になったら出来るようにならない。」 なるほどな、と感じますし、わたし自身もそう思ってきました。 わたしは、縄跳びが苦手でした。 運動自体は嫌いでは…

理論不足

理論を理論として学び、それをどう具現化していくのかに頭を捻る。 愚直に、強かに、誠実に、奢らずに。 そう心掛けています。 様々な知識を学んだり、技術を身に付けたりすることも、無駄とは思いません。しかし、それではわたしの知性不足を補うことは出来…

もったいない

わたしは、組合の活動に関わったり、地域で学習会を開催したりしていることもあり、いろいろな話を耳に挟みます。 詳しい内容は守秘義務がありますから絶対に他言しませんが、でも、「もったいないなあ。」と感じることは多々あります。 基本的に、世の中の…

課題のレベルを上げる

ここ数年、悩みに悩んでいるのが、「どうやって課題のレベルを上げていくのか」ということ。 課題といっても、45分レベルの課題をどうするかではありません。というか、わたしのクラスは、基本的に45分単位の課題は出していません。 例外は、道徳くらい…

テスト

わたしはテストが好きでも嫌いでもありません。 あってもなくてもどちらでも良いなあ。 世の中はテスト嫌いの教員が多いので、相対的に「テスト好きな教員」に分類されるのかもしれません。 そんなに嫌ですかね?テストって。

言葉が自分を作る

わたしには誇れるようなものは何もないのですが、「子供達は信じるに足る存在だ」という気持ちには自信があります。 現在担任している学級もそうですし、今までに担任している学級も信じるに足る集団でした。 『学び合い』を始めたころは、 「お前たちを信じ…

アクティブ・ラーニングの弱点と『学び合い』

どうやら、「言語活動の充実」の次は、「アクティブ・ラーニング」だそうです。 文部科学省によると、アクティブ・ラーニングとは 【アクティブ・ラーニング】教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れ た教授…

相性

以前は、「学校と相性の悪い子をどうやって救うか」を考えていたように思います。 だから、現状の学校を批判し「今と変えること」が目的でした。 でも、考えてみると「現時点で学校と相性が悪い子」に合わせた学校を作ると、「現時点で学校と相性の良い子」…

侮れない

算数の時間、ウチのトップランナーの一人が友達に向けてこう言っていました。 「解き方なんていくらでもあるんだから。これで分からなければ、別の解き方でやればいいんたよ。 この問題が苦手なんじゃなくて、この解き方が苦手なだけなんだって。諦めたら勿…

勉強から逃げない

わたしは、子供達を育てる・教育するための材料は色々なものが有ってよいし、色々なものが有った方が良いと思っています。 音楽で子供達を育てたい人も居るでしょう。野球やサッカーといったスポーツでも良いでしょう。武道でも良いし、自然体験でも良いと思…

休み明け

休み開けのクラスは、どこかちょっと重いもの。 特に、昨日のように「冬休みが終わったと思ったら、すぐに3連休」なんて後には。 そういった重い雰囲気を打破するために、色々な活動を取り入れることもあります。 それなりに有効です。 けれど、気を付けな…

誤解があるなあ。

多分、多くの方に誤解されていると思うので、書いておきます。 わたしは、暑苦しく長々と語ることもあります。けれど、そんなことは年に1回か2回程度です。 普段は、色んな形で語ります。 例えばこんな感じです。 「一人も見捨てられないクラスを作って全…

もうすっかりおっさんだ。

冬休み中に何冊か読んだ内の一冊から、この本について感想を書きたいと思います。教育の力 (講談社現代新書)作者: 苫野一徳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/03/19メディア: 新書この商品を含むブログ (12件) を見る わたしよりも若いけれど、わたしより…

幸せ

「一人も見捨てない」「一人も見捨てたくない」 という言葉に対して 「その表現に違和感がある。」「見捨てたくない、ということは、現状は見捨てているとでも言うのか?」 といった意義を度々耳にします。 なるほど。やはり、多くの教師は幸せなんだなあ。…

一気に書く。

2月7日の『学び合い』仙南の会では、これから『学び合い』を始めようとされている方に向けて、30分程度の発表をさせて頂くことになりました。 今までは『学び合い』をやっている方に向けて話すことが多かったので、ちょっと迷いましたが、でも、木曜日の…

これから『学び合い』に取り組む方に

わたしのクラスでは、インタラクティブ・カリキュラムの一環としてレポートを書きます。 今年はそれほど多くないのですけれど。でも、これくらいは書いています。 国語の時間だけではこんなに書けません。わたしのクラスでは、算数や社会、体育の時間にもレ…

決意

今日、ある方から頂いた手紙を読んで、目頭が熱くなりました。 けれど、その後に、とてつもなく大きな悲しさが襲ってきて、別の涙がこぼれそうになりました。 人前だったので堪えましたが、震えが止まりませんでした。 有り難いけれど、素直に喜べません。 …

新学期の語り

「俺はね、このクラスなら本気で本当に日本一になれると思ってるよ。 例えばね、平均点が100点なら、それはそれ以上はないんだから、とりあえず日本一でしょう? しかもさ、先生が頑張って日本一になるクラスより、みんなの力で頑張って日本一になる方が上だ…

明日からの準備

明日から始まる新学期に向けて、ちょっとだけ授業の改善策を 練りました。大筋は2学期に子供達と相談済みでしたけれど。 明日の国語と算数では、1:単元のねらい 2:評価規準 3:評価方法 の3つを提示します。 単元のねらいは、指導要領を参考にして提示…

方法レベル

冬休みの宿題。小1の娘が、引き算の学習に苦しんでいました。 わたしの娘ですので、それほど賢くないのは致し方ないのですが、それにしても苦しみ過ぎだなあと思いながら見ていました。そして、西川先生のこのエントリーを思い出していました。 例えば、「…

3学期に向けて

3学期は、2学期までの積み重ねを元にして、ちょっとだけ挑戦をしたいと思っていることがあります。 午前中は、それを形にするためにアレコレと思案していました。 多分、最初はバタバタするので、詳しいことはここには書きません。 上手くいった時だけ、Bl…

有り難い

元旦に20年以上付き合ってる仲間と飲みました。 高校も、大学も、もちろん現在の職種もバラバラです。 多様な仲間と交流することで、学校が特殊な場所であることとがよく分かります。そして、幸せに生きるためには、何を学ぶべきなのかが分かります。 学力も…

ちょっと前

西川先生のBlogの「ちょっと前」のエントリーを読むようにしています。 そうすると、今のわたしにドンピシャな発見があるんです。多分、わたしの考えていることは、西川研究室では何年も前に研究済みなんでしょう。 例えば、これ。 http://manabiai.g.hatena…