『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2017-01-01から1年間の記事一覧

今年もお世話になりました

過去のブログをチェックしてみたら、2012年から毎年、大晦日にもブログをアップしていました。今年は書かなくてもいいかな、なんて考えてしまいましたが、でも、せっかくだから書きましょう。 というか、書いてる私より、こんな年末にわざわざこんなブログを…

選んでもらえる

ちょっと考えれば当たり前のことですが、授業とは「やり方」を統一すれば同じ成果が出るわけではありません。授業者の力量、学習者の個性や生活経験など多くの要素に左右されます。 が、若い先生に助言をする時には、自分の経験をもとに「こうすればいい」と…

思い違い

私はずっと、このブログを読んでくださっているのは『学び合い』による授業を実践している方がほとんどだと思っていました。でも、徐々に 「『学び合い』は実践していないけれど、関心を持っている」 「部分的には『学び合い』を取り入れた授業をしている」 …

本を読まねば

最近、読書量が極端に減っています。もともとそれほど「読書家」というタイプでもなかったのですが、それにしても減りすぎだ!文章を書く速さも落ちているんですよね、最近。これって本を読んでいないせいかも。 ということで、自分の読書欲(という言葉があ…

親としての願い

我が子に「弱点」が何もなければ良いのに。こんなことを願うのは親の愛情故だとは思います。けれど、我が子にどんな「弱点」があっても丸ごと愛することこそが、親の愛情でしょう。 と言葉にするのは簡単ですが、実際はなかなか難しいものです。やっぱり「弱…

サンタクロース

12月のある日のことです。クラスの数名の子が言い争っていました。内容は「サンタクロースはいるか、いないか」。3年生らしいネタですね。 数名は 「サンタクロースなんていないよ!」 と言っています。別の子達は 「いるよ!」「だって見たもん!」 と言…

抜け落ちていたこと

土曜日に、TPチャートを作成し参加者の方と話をしている中で、気付いたことがあります。それは、私が大切にしてきたあることが、私のTPチャートから抜け落ちていたのです。 何かと言うと、「息を吸うように学び、息を吐くように成長する」ということ。子供達…

理念を磨く

先月の大阪セミナーと昨日のTPチャート作成を通して強く感じたこと。知識や技術の多寡が『学び合い』の成否を決めるわけではない。様々な「方法」を知っていることは、必ずしもプラスにならない。 TPチャートの言葉を使って言うなら、明確な「理念」を持ち、…

TPチャート作成ワーク

今日は、『学び合い』仙南の会。東京都立K高校の大野さんをお招きしての「自分の理念・信念と出会い直す 〜TPチャート作成1dayワーク〜」でした。いやあ、楽しかった! TPチャートについては、こちらをご覧ください。 →TPチャートとその使い方 - ティーチン…

二学期終了

今日は忘年会につき、更新はお休みしますー。

自然に

以前の私は児童から「高橋先生が好き」と言われると、ちょっと苦しくなっていました。私が目指すのは、私が必要なくなること。ですから、「高橋先生?別に居なくていいんじゃね?」と言われたいとずっと思っていたのです。 が、最近は、「好きだと言われたく…

将来、役に立つ

今日は疲れていて長い文章を書く気になれないのですが、今度、ゆっくり書くためにメモしておきます。 子供達を幸せにするためにも、将来役に立つ教育をしたいと思います。が、多分、学校で教える知識に関しては、あまり役に立たないかもしれません。まあ、役…

言葉は自分に返ってくる

詳細は個人情報が絡むので書けませんが、ある方と話していて「言葉は自分に返ってくるんだなあ」と強く実感しました。「あいつは、ここが駄目だ」の「ここ」が、「あいつ」だけではなく、その言葉を発した人にも当てはまる。そういうことって、少なくないよ…

少しでも役に立つのなら

土曜日には、2011年から現在に至るまでに私が生きてきた福島の話を聞いていただきました。 二度と経験したくないことであるのは当たり前ですが、同時に、簡単に理解されてたまるか!という思いも抱いていました。けれど、最近は、もしも私の経験が少しでも誰…

札幌セミナー

昨日は「研究集団ことのは」主催(と言っていいのか分かりませんが、コクチーズなどにそう書かれているので)の札幌でのセミナー&懇親会に参加しました。みなさんのお話をうかがいながら、明日からはもっと子どもたちの声に耳を傾けて、丁寧に授業を紡いで…

福島の現在

小六教育技術の1月号に、一緒に学習会を開催しているメンバーで書いた原稿を掲載していただきました。特別企画「福島の教育の現在地」というタイトルです。 小六教育技術 2018年 01 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/12/15メディア: 雑誌こ…

最後の準備

明日は札幌にお邪魔します。震災から現在までの話をします。 紙の資料はすでに作成し、データをお送りしていましたが、スライドの最後の準備をしました。写真を数枚入れ替えました。また、何枚か新たに作成しました。発表の機会は何度もいただいていますが、…

祈り、願う

今年のクラスは「みんなができる」ようになかなかならないクラスです。でも、だからこそ、「一人も見捨てない」が際立つクラスでもあります。毎日毎日、毎時間毎時間「みんなができる」んなら、何をそんなに頑張る必要があるというのでしょうか。できないけ…

失敗だったね

私以外の先生の授業でちょっとしたトラブルが発生。A君がB君をくだらないイタズラで泣かせてしまったそうです。「高橋先生、来てください!」なんて職員室まで私を呼びに来る子もいて、私はノッソリと教室に向かいました。 私「(A君に)何があったの?」 A…

リハーサル

私は、人前で話す機会がある時には、できる限りの事前準備をします。今日は、土曜日に参加させていただくセミナーに向けてのリハーサルを一人でしていました。 先月の大阪での話は、30分で収めることを優先し過ぎて、語りきれないことが多々出てしまいました…

許容量

子供達の中には、ちょっと叱られただけで落ち込んだり、いじけたりしてしまう子がいます。私は、そういう子を「もう怒られすぎて、許容量を超えているのかもしれないな」と受け止めます。 人には「これくらいなら怒られても耐えられる」という許容量があるん…

点数が取れる授業

初任の時の話です。その時に担任していた学級の学力テストの結果がイマイチで、当時の校長にめちゃくちゃ怒られました。馬鹿初任者だった私は、怒られ慣れてましたけれど。 2年目は、周囲の先輩がどんなことをしているのかを調べ、実践しました。まあ、簡単…

ふと見える成長

「学びのカリキュラム・マネジメント」で書いている4作目の社会科レポートの締め切り日だったため、昨日の「振り返りジャーナル」のテーマは「社会のレポート、どうだった?」にしました。「あんまり書けなかった」と振り返っている子や「ちょっと集中できて…

仕事が遅い

時々、周囲の方から「仕事が早い」と言われます。が、そんなことはありません。人より早く仕事に取り掛かるから、先に終わっているだけです。 今日は、学校の学期末の風物詩である「あの仕事」がほぼ終わりました。でも、先週から手をつけていたのです。むし…

判断基準

複数の方が書いていらっしゃるのを読んだことがありますが、教員の児童に対する立ち振る舞いが「アリかナシか」を考える基準として、もしも校長が部下の教職員に同じような立ち振る舞いをしたらアリかナシか、というのはとっても有効且つ大切な指針だと考え…

まずいぞ!

昨日、こんなことを書きました。 理解されないくらいでちょうどいいのかもしれません。 いやいや、これはまずい。 私はもともと内向きな性格です。以前は「俺の実践を分かられてたまるか!」なんてうそぶいていたくらい。これは、自分の実践を高めていきたい…

待てない

私は、教育には「待つ」時間が必要だと確信しています。待つことのしんどさを知っているので、待てない人の気持ちも分からないではないけれど。でも、待たなきゃ人は育たないだろうな。 なんて偉そうなことは言えません。私も最近、待てないことが続いてしま…

つながりは多様に

昨日はあんなことを書いたのに、いや、書いたから、今日はちょっとだけTwitterを覗いてみました。『学び合い』に関する興味深いツイートをみて、迷ったけれどちょっとだけ返信。こういう偶然性はやっぱり楽しいです、Twitter。つながりは多様な方がいいです…

保守的な自分に気づく

最近はめっきりブログを書く方が減ったように感じます。私は、Twitterが苦手です。あまり意味のないことをダラダラと書くには良いのですが、ある程度考えをまとめるには、140字は短すぎます。また、リツイートがたくさん流れてきて、それも苦手です。ただ…

序列の崩壊

私の学級経営の大きな弱点に、「学級内の序列が急激に変化し、一部の子が“急落”してしまうこと」があります。私は、多くの小学校の学級が「先生君主制だ」と感じています。専制君主制をもじったダジャレです。「学級王国」という言葉があるくらいですから、…