『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

指導力不足教員

私は指導力不足教員です。 どう考えても、私自身の指導力が十分とは思えません。 ですから、今までは、自分の指導力が十分であるかのように振る舞う方々を見て、羨ましく感じていました。いいなあ、俺もなりたいな、「指導力十分教員」にって思っていました…

危うさ

私は、自分の中にある種の危うさや脆さを抱えている、という自覚があります。 1万字くらいの文章を1日で書いたり、些細なことで「激昂」と言っていいくらい腹を立てたり、世の中の「正しさ」をまったく正しいと思えなかったり。 こういう自分の「危険性」が…

指導する?支援する?助言する?

ふと思い出したことです。少し前に「指導か、支援か」という話を聞いたことがあります。教員は児童に対して「指導」すべきなのか、それとも「支援」すべきなのか、そんな話だったと記憶しています。「教員は指導はせずに、児童の自主性を尊重し、児童や学び…

自立

昨日の給食はカレーでした。 準備が終わり、さあ食べようという時間になった時、何だか子供たちがワチャワチャとしています。どうしたんだろう?と思いつつ、嫌な雰囲気ではないので、声はかけませんでした。 動きが収まり、食べ始まる直前に一人の子が報告…

負けるな!

私は、多くの人ができないことができます。 でも、多くの人ができることができません。 それはとても苦しいことです。 そして、その苦しさは多くの人には分かってもらえません。これがとてつもなく悲しいのです。 子供たちを見ていると、そういう子を時々見…

面白い!

以前も書きましたが、現在、市の研究物展に出す「まとめ」を書いている真っ最中。しかも二つ書いています。 一つは、学校全体のまとめ。研修主任の先生を中心にみんなで書いています。私は自分の授業と、9月に行った校内研修について担当。岩瀬さんに来てい…

不思議

学級では、卒業文集に載せる作文を書いています。ほとんどの子が書き上げたのですが、一人、なかなか筆が進まない子がいました。 周囲の子も相談に乗ってあげていましたし、私も助言もしましたが、なかなか進みません。とうとう、他の子は清書を仕上げたのに…

研究物

今、市内の研究物展に出す作品を書いています。同僚のO先生との共同出品。 タイトルは「中堅教員と若手教員によるブロックでの協働的授業づくり」です。 私と若いO先生がどんな風に授業づくりに取り組んできたのかをまとめています。「出す」と決めたのは…

異質

教員は学級の中で「異質」な存在だと思っています。教員は学級の中で唯一の「成人」であるだけではなく、「教員免許」を有し、公的に認められた存在です。 どんなにフレンドリーな立ち振る舞いをしても、逆に威厳のある振りをしても、教員の行動のあれこれが…

子供たちのもの

3学期。気が付けば、やっぱり言っているこのセリフ。 「もう授業、終わってね。時間過ぎてるからね。次の◯◯に間に合わないよ。」 担任に注意され、仕方ないなあという雰囲気で勉強を止める子供たち。 こうなるのは、私の中に「授業は子供たちのもの」という…

祝・重版!

みゆき会の記念すべき第一冊目の著書「子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント」がめでたく重版となりました。 これも手にとってくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。もし、「カリキュラム・マネジメント」や「…

もん!

現時点である程度の地位にある方が「今までもアクティブ・ラーニングの授業は行われてきた。」と発言するのを度々耳にするが、その度に、 「俺の授業でも、子供たちはちゃんとアクティブだったもん!子供たちが話を聞いているだけにならないようにいろいろや…

誰にとって?

子供達の姿を見て、「この子は頼りになるなあ」と感じることがありませんか?私はあります。でも、そこで一歩立ち止まって、「誰にとって?」と考えることを大切にしています。というのは、どうしても“教員にとって”頼りになる子に目が向きがちなんですよね…

主体的に判断するために

国語の課題に「言葉の意味調べ」というものがありますよね。これって全国共通でしょうか。 小学校教員以外の方や知らない方のために書いておくと、「教科書の中から分からない言葉を選んで、国語辞典で意味を調べる」や「教員が選んでおいた言葉について、国…

じわじわと

自習の補欠指導に入ったあるクラス。 先生からの指示が黒板に書いてありました。 1時間目 算数。P○○。(学び合い) おお!と思い、授業の始まりに短く語りました。 「勉強は、自分が問題を解けるようになるのがゴールではないよ。自分が説明できるようにな…

誰にでもできる

私は過去にとある所から依頼されて、一単元分の指導案を書いたことがあります。依頼の趣旨は、「教員経験年数が3年未満の方でも、これを見ながら授業ができる程度の難易度でお願いします」ということでした。それを踏まえて、学習活動の量はやや少な目、で…

子供達は家来じゃない

若い頃、清掃の時間、子供達に「カーペット掃除」をさせている先輩を見ました。その先輩は、子供達に掃除機を使わせていました。掃除機の使い方を説明し、注意点を伝え、後は子供達にお任せ。ゴミはどんどん吸い取られ、きれいになっていきます。その学校は…

役割分担

私は学級の中には「役割分担」があって欲しくありません。 この子がリーダー。 この子は盛り上げ役。 この子は学級のマスコット。 そして、この子は… なんてものが決まっていたら、気持ち悪い。固定的なリーダーがどれほど集団にとって害悪か!!子供達は本…

同じ言葉でも

今日、私以外の先生が私の学級で授業している時に、用事があって教室に居たのですが、その時に、一部の子供達にこんな言葉をかけました。「ちょっとおしゃべりが多いんじゃない?『学び合い』とただのおしゃべりは別だよね。」(ちなみに、私以外の先生も部…

振り返り

正月明けに「せっかく新学期が始まる時期なのだから、新学期スタートにどんなことを気を付ければいいのかを書こう」と考えていたのだが、あまりにひどい文章になってしまって、アップするのをやめてしまった。文章がひどいのはいつものことだが。 やっぱりブ…

3学期のスタート

3学期がスタートした。 最近は、新学期の始まりにいつも感じるが、もう少しゆったりとスタートできないものだろうか。今日は1校時目に始業式。その後に学活があって、3校時目には国語、4校時目には算数。国語の時間は声のトーンが高くて「ああ、調子イマ…

Facebookとブログ

ブログを書きながら、ちょっと悩んでいたことがある。 それは、「Facebookで繋がっている方と、私が知らないブログ読者の方との違い」である。昨夏の『学び合い』フォーラムでも、複数の方から「ブログを読んでいます」と声をかけていただいた。11月のみゆ…

卒業文集

1月中に「卒業文集」を仕上げ、印刷屋さんへ送らなくてはならない。6年担任をやると、「卒業文集」が本当に大きな負担になる。 子供達にとっても大切だが、保護者さんにとっても「一生モノ」の思い出になる物だろう。だから、少しでも良い物を作り上げて欲…

安くするのがお客のため?

今日は娘と洋服を求めて買い物へ。街はSALE真っ只中で、どのお店も混んでいた。いくつかの店を回ったのだが、結局は、私が最もよく買う店で購入した。 私がその店でよく買うのは、駅から近いがそれほど混まない場所にあるという立地面もあるし、店の雰囲気も…

話を聞く指導

今年度の始めに、私が悩んでいたとこがある。それは「話を聞きなさい」という指導をどう行うか。今年度の子供達は、例年以上に「話を聞くこと」へと合意形成が難しかったのだ。 教員が話をし、子供達が「ちゃんと」聞く。 これを「躾」とか「学習訓練」など…

黒板へのメッセージ

火曜日は始業式。ということで、黒板に子供達へのメッセージを書いた。黒板に何を書くかは、毎回毎回非常に迷う。はっきり言って苦手だ。『学び合い』では、子供達に対して「課題の提示」はするが「方法」は指定しないのがセオリー。逆に言うと、始業式の朝…

これから『学び合い』と出会う方へ

多くの教員は、こんなことに悩んでいるのではないだろうか。 授業に参加できない児童がいる。 しかも、その数が徐々に増えているように感じる。 「特別支援が必要じゃ無いかと感じる児童」が増えている。 学級のテストの点数が上がらない。 けれど、「学力向…

Facebookに「お知らせ」をアップしません

以前は、ブログをアップすると、連携機能を使ってtwitterに「ブログ更新のお知らせ」を上げていた。その後、Facebookにも上げるようになった。 その後はtwitterには上げず、Facebookとだけ連携してきた。このブログのアクセスの内、大半がFacebook経由となっ…

妄想

許されるなら、やりたい授業がある。 「それでは、学習予定表を配布します。自分の学年だけじゃなく、各学年のテスト日程と内容を確認してね。では、今日もモリモリ学びましょう。はい、どうぞ。」 で、一日中、全校生がごじゃごじゃ学ぶ。 時間割も教科の枠…

学び合いが複雑になっていくということ

『学び合い』に対して 教える→教えられる という単純な学習をイメージする人も少なくないようだ。確かに、『学び合い』を始めたばかりの時期は、そういう姿が目立つかもしれない。 ただ、『学び合い』をちゃんと見れば、子供達の学びはそんなに単純ではない…