『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

繰り返しの効果

今、国語では物語文の学習をしています。物語文の学習は今年3単元目です。物語文の学習では「心情曲線を用いた表作り」に取り組んでいます。3つの単元全てです。心情曲線なんて、授業のネタとしては物珍しいモノでもないし、ありふれたモノだと思います。が…

予習のススメ

「はい、どうぞ」の『学び合い』をより機能させたい場合、予習をオススメします。予習していないと、「はい、どうぞ」の後にすぐに教えに行けません。予習してると、すぐに教えられます。教えながら、予習で間違って覚えたところを発見できます。ひと通り教…

伝える

先日の大阪セミナーに参加してくださった方が「その後」の様子をSNSにアップしてくださっています。嬉しい報告がいくつかあって、ああ、大阪に行って良かったと感じます。 が、一方で、残念なこともあります。 精進せねば。

繰り返し

「はい、どうぞ」の『学び合い』は難しいです。何が難しいかというと、可能な限り短く「本時の目標」を児童に伝えなければいけないのですから。もし、それが伝わっていなければ、子供達は右往左往するか、どうして良いかわからずに固まるか、遊ぶか。そんな…

はい、どうぞ

嫌われるのを覚悟で書きます。 私は昨日のセミナーで 『学び合い』は考え方だから、どんな授業の形でも「よい」と言われます。では、「はい、どうぞ」以外で、「一人も見捨てない」に近づける『学び合い』による授業とは、具体的にどんなものがありますか? …

本日のセミナー

本日の大阪『学び合い』セミナーは、関西外語専門学校さんの本館4階をお借りしています。エレベーターで直接、4回までお越しください。英語関係の集会も開催されていますので、会場をお間違えのないようにお気をつけください。

ごく自然

色々と考えているうちに、思い出しました。私が『学び合い』の理論が好きなのは、とっても自然だからです。『学び合い』が何よりも優れているとは思いません。何よりも『学び合い』が一番だ!とも言いません。でも、『学び合い』って自然だよなあと、私は強…

良い授業

32歳だった私は、良い授業をしたい!と考えに考えた末に『学び合い』に出会いました。だから、「良い授業」の延長線上に「一人も見捨てない」=教え子の将来の幸せがあるのだと、かつては考えていました。 けれど、その考えはすぐに崩れ去りました。私がち…

笑顔

学級経営上重要なこととして、「教員が笑顔であること」を挙げる方は多いと感じます。私もそう思います。 教室では、笑顔でいたいし、笑顔でいた方がいい。 そりゃそうです。が、これがなかなか難しい。じゃあ、何が難しくさせているのでしょうか。私の経験…

『学び合い』の障壁

何度か書いていますが、「一人も見捨てない」と「みんなができる」は一致していません。「一人も見捨てない」を実現する初期段階として、「みんなができる」という目標を設定することはありますが、でも、あくまで集団作りの通過地点です。「みんなができる…

多忙感解消

今日は勤務校の全学年が5校時でした。しかも、会議もなし。 こんな日は、一年の中でも数えるほどです。同僚と 「以前は、5校時が普通だったんですけどね」 「私が教員になった頃は、まだ5校時の方が多かったはずです」 「もっと前は、クラブとか委員会の日だ…

資料作り

今日は、来週に大阪で開催されるセミナーと、来月に札幌で開催されるセミナーの発表準備をしていました。 大阪の話は、明るい話です。 札幌の話は、暗い話です。 大阪の準備が終わってから札幌の準備に取り掛かったのですが、順序を逆にすれば良かったと後悔…

指導力

教員の「指導力」って、何なのでしょう。 学級全員が仲が良く、学校や勉強が大好き。授業中は全員が良い姿勢で座っていて、大きな声で返事や挨拶をする。忘れ物もない。学力テストの結果も全国平均を上回っている。そういう学級をつくる力が「指導力」なんで…

小六教育技術12月号

現在発売中の「小六教育技術 12月号」に原稿を掲載していただきました。「アクティブ・ラーニング型授業のリフレクションと評価」という企画で、私は「振り返りジャーナル」や「全員達成の確認」、「テストの得点分布グラフ」を紹介し、振り返りや評価は、積…

書かせるのは大変じゃないんです。

私はここ2年くらい、あまり「書かせて」いません。もちろん、平均よりは書いているでしょうけれど、古田さんの学級と比べたらそれほどでもないでしょう。 その理由は、一つは「学年」のバランス。私のクラスだけ書いてるってわけにはいきませんからね。もう…

信頼

今日の放課後、職員室で歳上の先生とちょっと重い話をしていました。私は、その先生を信頼していて、時々弱音を吐いたりなんかしちゃっています。そういう相手がいるって、嬉しいことです。 でも、さらに嬉しいことに、話をしている中で、「ああ、私のことを…

どっちなんだろう

「アイスブレイク」というものがありますよね。顔なじみでない集団や休み明けで硬い関係の場合に、緊張をほぐすための活動ですよね。 私も一時期やってみたことがあります。効果を感じることも多々あります。が、最近はあまりやりません。というのは、わざわ…

判断ミス

今日は授業中に判断ミスを連発。明日は1日教室を空けるのに、失敗したなあ。。。 判断ミスの原因は「他者の目」を気にしてしまったから。しかも、最近気付いたのですが、別に誰も何も言っていないのに、勝手に気にしてるところがあります。何やってんだ、俺。…

落ち込んではいられない

昨日は少し考えることがあって、ブログの更新が止まってしまいました。考えすぎると暗黒面に落ちてしまいそうになります。本来はネガティブな男なので。いかんいかん。落ち込んではいられません。 ブログを毎日書くコツは、毎日書くと決めて実行することです…

超えるしかない

今日は、私が「師」とあがめる先生の話を久しぶりに聴きました。講義ですけどね。久しぶりに聴いたら、やっぱりおもしろい。いつも斬られまくっていた20代の頃を思い出しました。話を聞いてもいっさいメモなんて取らなかったけれど、大切な話はすべて覚えて…

危険性を忘れない

今日は「物語文」を書く学習。8時間中の2時間目でした。物語文を書く学習は今年度初ですが、でも、前の単元で「説明文」を書いた時と似た形式のワークシートを用いたり、「はじめ・中・終わり」を重視したり、共通の「めあて」設定したりなど、繰り返しの視…

褒めなくちゃね

今日の放課後は学級の掲示物を張っていました。 教室の後ろには、図工で描いた絵画を。張り終わって眺めていたら、「ああ、いい絵だなあ」としみじみ。題材は定番の「モチモチの木」です。私はある程度細かく描き方を指導するのですが、それでもとっても個性…

許せない子もいるのだということを忘れない

『学び合い』による授業を行えば、学級内の関係性はみるみる豊かになり、直ぐに仲の良い学級になる。これは、ある一面では真実だと思います。上司から「まるでマジックのようだ」と評していただいたこともあります。 でも、忘れてはいけないと感じていること…

感謝の心を忘れない

今の私のテーマは、『学び合い』の「外」の方々との繋がりを増やすことです。今年は『学び合い』の会以外での発表の場を頂いたり、『学び合い』関連以外の原稿依頼を頂いたりすることができました。それに伴ってか、このブログも『学び合い』による授業を実…

遠慮しない

今日はとある研究会に参加してきました。私が参加した分科会は、20名くらい。年齢は私が下から2番目でした。(多分、ですが。) 数年前までは、こういう時は「黙っておこう」と思うタイプだったんですよ、実は。周囲を見て、積極的に話す場と遠慮する場を分…

やれることをやるしかない

私は『学び合い』が広まって欲しいと願っています。それは、我が子のため。我が子が人生の中で一度は『学び合い』の学級で学んで欲しいのです。『学び合い』の学級を経験しているか否かは、人生を大きく変えると思っているからです。また、同時に「一度じゃ…

何度も繰り返すしかない

子供達を見ていると、昨日できていたことが、今日はできないってことが度々ありますよね。そんな時、どうして出来ないんだぁぁああ!と怒ってしまうこともしばしば。でも、それが当然なのかもしれません。私だって、昨日は失敗を笑って許してあげられたのに…

11月は分岐点

昨年、石川晋さんが私の学級に来てくださった際に「高橋の学級は、いつくらいからまとまってくるの?」という趣旨のご質問を受け、「だいたい、11月くらいからですかねえ」と答えた記憶があります。過去の経験から言うと、やっと学級の空気が馴染んでくるの…