『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

助言と質問

30代中盤くらいまでは、授業や実践について、助言を受けることが時々ありました。例えば、私のクラスで子供たちがどんどん予習することについて、 「小学生に予習させてはいけないよ」 と言われたことがあります。小学生が予習をすると、間違ったやり方や答…

ピンチヒッター的な6年生担任について

私の娘の小学校は、基本的に「持ち上がり」というものはありません。1学年に3学級以上あるやや大きめの学校なのですが、1年生から6年生まで、毎年学級が変わります。担任の教員が引き続き上の学年に持ち上がるとしても、続けて担任するのは1/3だけで…

花束

昨日は、離任式でした。 現任校の離任式では、花束や贈り物等のお金のかかるプレゼントはいただかないというお知らせをしています。ただし、お手紙や折り紙等はその限りではありません。 すると…。今年担任していたクラスの子供たちと保護者さんから、こんな…

離任式

今日は離任式と送別会でした。 ということで、更新はお休み。 最近、ブログが書けていません。まずいまずい。

変わる

『学び合い』では、集団の状況によって与えるべき課題が変わるし、担任の役割も変わると考えています。 今までの私は、この変容を「勘」で行ってきました。良く言えば、職人的。でも実はテキトーなだけ。それでは誰にも伝えられません。 どうやったら伝えら…

自然な学び

以前、学芸大の岩瀬さんや渡辺さんに見て頂いた「全員がバラバラの教科を学ぶ『学び合い』授業」。これに初めて挑戦したのは、『学び合い』2年目の時でした。実は、最初は失敗したんです。原因は、私の中で「バラバラにやること」が目的化しちゃったから。で…

新年度を前に

そろそろ次年度の準備に入る時期かと思います。ぜひ、お読みください! 子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント 作者: 坂内智之,高橋尚幸,古田直之 出版社/メーカー: 学事出版 発売日: 2016/08/04 メディア: 単行本(ソフトカバ…

祝・卒業

今日は勤務校の卒業式でした。 私にとっては、7回目の卒業担任ですが、子供たちにとっては、最初で最後の小学校卒業。「慣れ」や「惰性」で卒業の準備をしてしまわないように注意を払って過ごした1年間でした。 今年のクラスも、日々、素敵なドラマが起きた…

何度も

いよいよ今週は卒業式。式を間近に控え、子供たちに「流動的な関係性を意識的に保ちなさい」ということを語ろうと思っています。 関係性は本来、流動的なものです。が、学校では、様々なものがそれを阻害します。もちろん、私も「それを阻害するもの」の一つ…

「みんなができる」と「みんな一緒」

特に理由は無いのですが、何となーく気になったので、書いておきます。 『学び合い』の「みんなができる」は「みんな一緒」と同じことだ、そう勘違いする方がいるかもしれません。いたら嫌だな。真逆なんです。 「みんなができる」ためには、「みんな一緒」…

まだまだ

二日もブログが書けませんでした。 余裕がないのは「良い仕事」をする上で大きなマイナスです。担任の余裕の無さは、学級にハッキリと出ます。偉い人が、そういうことにもう少し頓着してくれれば良いのですが、残念ながら、そうはならないシステムのようです…

ISOにすれば早い

今日は、卒業記念DVDを作成。 1枚目を作った後にリッピングしてISO化したから、明日からは焼きまくるだけだー。作業効率を考えて、ちょっと画質を落としたので、大画面テレビで見るとちょっと物足りないかもしれないけど、学校の低スペックPCで焼くので許し…

「変わるのね」

今日は、週に一度、外部の支援員さんが学級に入って私と一緒に授業をする、とある活動がありました。その支援員さんは、4月からほぼ毎週、私の学級に入ってくださっていました。 今年度最後の授業が終わり、放課後に御礼を述べていた中で、その支援員さんか…

救い

今日は心が折れる光景を見てしまいました。忙しいのも、疲れるのも、自分で何とでもなるのですが、「可哀想」なのは、どうしても我慢ができません。 けれど、ある方からある写真を送ってもらい、心が救われました。 それを見ながら、決意を新たにしました。…

あと2週間

さて、卒業まであと2週間を切りました。今年度担任している学級には、次の3つを経験させてあげたいと考えてきました。それは 自己決定の経験 やり直す経験 かっこつける経験 です。 自己決定させることは、今の小学校のシステムでは非常に難しい面がありま…

6年

私は、多くの教え子が「地元」に残って欲しいと思っています。と言う私が故郷を離れて暮らしているのですけれど、だからこそ、生まれ育った場所で生きることが羨ましくなります。 教え子達が数年後、数十年後に、この地で幸せに生きていくためには何が必要で…

想像する

現在でも、福島県内のあちこちで工事が行われています。その一つに「埋戻し」というものがあります。除染の際に出た土砂を詰めたフレコンパックが様々な場所に埋められているのですが、それを運び出し、その穴を埋めるための工事です。今後、福島県に「中間…

不調

最近、体調は悪いし、気持ちも乗らないしで、ずっと悩んでいました。何だか変な感じ。多分、その理由は3月11日が近付いているからなんですよね。 やっぱり、ざわざわします。

4月の当番について

「なおたかは、学級の当番などの組織は、どうしているのか」という趣旨のご質問をいただいたので、ちょっと書いておきます。 私は、ここ数年は「一人一当番制」を敷いています。全員が一つの当番を担当する、という形です。「Aさんは黒板消し、Bさんは給食台…

4月の『学び合い』

4月。新たに『学び合い』に挑戦する子供たちにとって、もっとも大きな課題は「友達と関わること」です。はっきり言いますが、世の中のほとんどの学級は、仲が悪い。某アンケート調査で「親和的な学級」と判定されようが、「満足群」にいようが、それが、学…

忘れないように

4月からは、新しい学級で授業がスタートします。何年生担任かはまだまだ分かりませんが、でも、学級が変わるのは間違いありません。だって、今は6年担任だから。 4月はいつも戸惑うのです。 というのは、『学び合い』学級では、最初の1週間に担任がやるべき…

失敗は成功のもと

少し前に紹介した、この本。 私は『学び合い』にこれで失敗し、これで乗り越えました。 作者: 西川純 出版社/メーカー: 東洋館出版社 発売日: 2017/03/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 通称、「『学び合い』失敗本」を通して読みました。こ…

見てみたい。

教員になったばかりの時には、「自分が“正解”を知らないだけで、他の先生方は皆、“正しい指導”をなさっているんだ。早く自分もできるようにならくてはいけない」と、感じていました。でも、しばらく経って「どこにも“正解”なんてないんだな」と考えるように…

かっこいい

今日は勤務校の「6年生を送る会」でした。 会の最後。お礼の言葉で代表の子が下級生に送った言葉の一節がかっこよかった! 「悩んだり、困ったりした時は、友達を信じてください。」 こういう言葉を、卒業を前に後輩に送れるんだから、やっぱり子供と侮って…

がっかりした

最近、あることで腹を立てていたのですが、その後は徐々に 「ああ、私はがっかりしたんだな。」 と分かってきました。どうしてこんなに腹が立つのか、自分でも不思議だったのですが、でもそれを「落胆」と捉えたら、よく分かりました。落胆した私は「自分が…

やっぱりね。

今日の国語は昨日よりもかなり「熱い」感じ。やっぱり、求めると集団は変わるのですよね。 3月に入りましたが、私は「何とかもう一段レベルアップして卒業して欲しい」という思い。1年間しか一緒に過ごせないのだから、最後の1か月だって「消化試合」にはで…