『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

民主主義

どんなに明るくても、元気でも、やはり絶対君主制の学級には、固定的な階級が存在してしまうものだと感じる。でも、絶対君主制の学級経営があまりにも当たり前過ぎて、疑問を持っている人は少ないようだ。私だって、長年の絶対君主制が染み付いているので、…

祈るような思い

単元『学び合い』のような長い期間で課題を出す『学び合い』が機能するには、自分たちで自分たちをコントロールできる必要があると考えています。今日の授業では、1時間目の休み時間が終わって2時間目に入った時に、ちょっとコントロールできていない二人の…

テストと『学び合い』

私は、ワークテストの点数を重視して『学び合い』による授業を行なっています。一度、学力テストの点数を重視してみたことがあります。抜群の結果を出しました。自分の考えの正しさがある程度確かめられたので、今は重視していません。ワークテストを重視す…

多様に

アンテナは高く、チャンネルは多く。 多様な繋がりを得るとは、無闇矢鱈と遠くの方「だけ」と知り合うことではありません。以前はそこを勘違いしていました。

どう変わる?

世の中が変わった。学校を取り巻く環境が変わった。そういう声はよく聞く。 じゃあ、何がどう変わったのだろう。 私たちはどう変わるべきなんだろう。 そういう話はなかなか出てこない。私自身も「こうだろうな」と感じていることはあるけれど、あまり言葉に…

ちょっとのチャレンジ

最近は授業中に 「ちょっとチャレンジしてみよう!」 という話を何度もしています。 いつもとは違う友達と学んでみよう! 困っている友達を見つけて「教えるよ!」と言ってみよう! 分からない問題を「教えて!」と言ってみよう! 「ここ、違うんじゃない?…

あまり意図的になり過ぎないように

今日のあるクラスの授業中、マズイなあと感じる動きをいくつか見ました。どうするか悩んだのですが、ちょうど手元に学校のiPadがあったので、それ使って授業の様子を撮影することにしました。子どもたちに見てもらうためです。 撮影を始めると、私の意図を感…

調子に乗った次の日は、ちょっと暗くなるのです。

テストで100点を取った子が「やった!100点だ!」と喜んでいる。それに対して「やめなよ。100点じゃない子もいるんだから、自慢してはいけないよ」と注意するクラスはいいクラスだろうか。私はそうは思えない。 喜んでいる子がいたら、一緒に喜んであげるク…

ちょっと調子にのってみる

数年前、尊敬する先輩から言われた言葉。「なおたかさんは、自分の実践を60点に抑えることができる?残りを他のクラスのために使える?」その時には「そんなの絶対に嫌だもーん!」と思っていたのですが、去年と今年は「自分の力を他に割り振る」意識を持っ…

だからこそ

今日は杉山さん主催のオンライン読書会に参加させて頂きました。その中でお話したことを、自分用のメモとして、書いておきます。 『学び合い』に向かない子を目にする度に、「だからこそ、『学び合い』が必要だよな」と感じます。人と関わることが苦手。適切…

ちょうど良い距離感がつかめない

私は「子どもたちに好かれたい」という思いを抑えながら仕事をしています。本気で好かれたくないわけではありません。子どもたちは可愛い。だから、好かれたら、当然、嬉しい。だからこそ、子どもたちに好かれることが目的化すると、その嬉しさや気持ち良さ…

ちゃんと伝える

子どもたちに、教員の思いを「ちゃんと」伝える。 これって、なかなか難しいものです。かなり前ですが、こんな記事を書きました。 崩れるイメージ - nao_takaの『縦横無尽』 馬鹿げた話に感じるかもしれませんが、意外とこんな指導をしてしまっているものだ…

11月号

小六教育技術の11月号に拙稿を掲載していただきました。『子供を伸ばす「受け」と「返し」の技術』という特集で書かせていただきました。 今回も悩みながら書いた原稿です。『学び合い』に限らず、多くの方の参考になったら嬉しいなあと考えて書きました。多…

読書会

金曜日に、杉山さんが主催されているオンライン読書会に参加させていただくことになりました。今日はその打ち合わせをZoomで行いました。参加者の皆様は、『学び合い』実践者「以外」の方が多いそうです。さて、どんな話をしようかな。 それにしても、Zoomは…

仙南の会

今日は、白石市で開催された「『学び合い』仙南の会」へ。 仙南の会に外れなし。熱い半日を過ごしました。 私が一番考えさせられたのは、「教員は何のプロフェッショナルなのか」ということ。私は子ども同士をつなぐプロとしてやってきたけれど、次は子ども…

もしも、誰も怒鳴らないならば

授業中、ちょっと騒がしくなっている時には、私はこんな風に声をかけることが多い。 「少し声が大きくなっているね。こういう時は勉強が進んでいないでしょう?ちゃんと自分でコントロールしてくださいね」 「コントロール」という表現は、岩瀬直樹さんの真…

ジワジワと

他の方から 「高橋先生の授業を真似してみます」 と言われなくていいのです。 「私も『学び合い』やってみます」 と言わせるつもりもありません。(例外もありますが) でも、ジワジワと脳ミソを侵していくのです。 「ここは、子どもたちに任せてみようかな…

とりあえず「はい」

今年は学級担任を外れましたが、予想していたほどには寂しくありません。あちこちのクラスの子とフラットに対応できるのが楽しいからです。担任を持っていると、自分のクラスが特別になりますからね。 その結果、子どもたちは「担任には言わない話」を聞かせ…

7年半が経って

今日は双葉郡の先生方のお話を聞く機会がありました。 そこでは、7年半が経って、どんどん新たな課題が発生しているそうです。話を聞きながら目眩がしました。 同時に、敬服もしました。教員ってすごい。人間ってすごい。 でもなあ。。。 その力をこんな形で…

地域の「担い手」を育てている

以前、福島県浜通り地方の北端にある小さな学校に6年間勤めました。私がそこで「俺は地域の担い手を育てているのだ!」という強い確信を得ました。私が育てた子どもたちが、将来、町長や町議会議員や地域を支えるNPO法人やイノベーションを起こす起業者にな…

授業に失敗はないのよ

授業の「成功と失敗」とは、何をもって決まるのでしょうか。 研究授業であれば、明らかにしたいモノがあるでしょうから、それが明らかになったか否かで、ある程度は失敗や成功を判断できるかもしれません。また、授業の目的が、大多数の子どもを楽しませるこ…

見ても分からない

風邪をひいてしまい、夜は早目に寝ておりました。まだ治っていないのですが、そろそろ更新しておかないと。 さて。 積極的に授業を公開していた時期に、痛いほど感じたことがあります。それは、「授業を見てもらえば、分かってもらえる」というのは幻想に過…

『学び合い』が受け入れられるということ

私は、『学び合い』実践者が増えて欲しいと願っています。『学び合い』が広まって欲しい。でもそれは、世の中のほとんどの先生が『学び合い』による授業をやっている状況を作ろうと思っているわけではありません。そんなの、ちょっと異様です。 函館『学び合…