『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

選んでいる時が楽しい

今、欲しい物が2つあって、どれを買うか選定中です。 1つは自分の物。もう1つは、息子の物です。 実は、どちらも2月いっぱい考えていて、「これを買おう」と決まっているのですが、まだ買いません。まだまだ悩みたいのです。だって、「どれを買おうか」…

『学び合い』を続けるために、「教えるのは成績上位2割」という固定観念を捨てませんか

『学び合い』によって学級が動いていく様子について、「2・6・2の法則」というものを使って説明されることがよくあります。例えば、「成績上位の2割が積極的に教え、中間層の6割がそれなりに教え、それによって残りの2割も学習できる」というように。…

『学び合い』は教えないわけではない

自慢するわけではありませんが(いや、ちょっと自慢かも)、今日、ある児童が作文で「高橋先生の授業は、教え方がとってもうまい」と書いてくれました。『学び合い』なのに、ちょっとオカシイと思う方もいるかもしれません。けれど、そうじゃないのです。 『…

繋がっているか。

今日はこれからビールを飲むので、短めのエントリー。 『学び合い』を継続できるか、できないかの違い。それは、今と未来が繋がっているかどうか、なのだと思っています。『学び合い』は、今日の授業の成立“だけ”を考えるのではなく、数十年後の幸せ“も”考え…

歳だ

今日の昼食は、地元産のあなごを使ったあなご天丼!美味しかったのですが、ちょっと胃に…。そういう歳になったのですね…。

期待しない

今日、本校に時々いらっしゃるスクールカウンセラーさんと久しぶりにお話をしました。私が学級経営上で意図してきたことを見取って理解してくださっていることが分かり、思いがけず感度してしまいました。 理解してもらえるというのは、嬉しいことです。 で…

変化

昨年は、いくつかの研修会やセミナーに参加させていただく機会が何度かありました。その際、数年前に研修会やセミナーに参加していた時に感じていたものとは全く別の感覚を得ることができました。 以前の私は、何かを得ようとか、自分が何者か確かめようとか…

予言者?言霊?

今日の学級の様子は、少し前に私が「これから学級にはこういう問題が起きるよ」と話した通りでした。 私の予言が当たった!ということなのか、それとも、私がそう言ったから、言霊がそうしたのか。それは分かりません。まあ、『学び合い』のセオリー通りって…

まだ、早い!

やはり、語れば学級は動く。 今朝は学級の課題について、ストレートに伝えたところ、すぐに動いてくれた子がいた。 今年はちょっと語り不足だったかもしれない。もっと語れていたら、もっと動きが変わったかなあ。今年は例年通りにやれていない部分も多いか…

心に響いて欲しい

今日の教室で、ある子が心の底にある願いを絞り出し、言葉にしてくれました。とても切なく、悲しい願いでした。 けれど、私にはどうすることもできない願いです。どうか、学級の子供達の心に響いて欲しい。そのためにも、明日は心を込めて語らないといけない…

原稿を書く、ということ

ありがたいことに、雑誌等に原稿を掲載していただく機会を何度かいただいております。 文章を書くだけなら、こうしてブログに書くことができます。ブログの良いところは、書きたいことを書きたいだけ、書きたいように書くことができる点。自由です。が、ある…

子供達を傷つける

自分の体型にコンプレックスのある子は、運動着の半袖を半ズボンの中に入れるのも恥ずかしいものです。半袖を出して、お腹を隠したい。でも、『みっともない!入れなさい』って怒られてしまいます。 女子はだんだん「ムダ毛」も気になるという話も聞きました…

期待してはいけない

定期的にブログに書いている話ですが…。 分かって欲しいと願うのは私の勝手かもしれませんが、分かってもらえないからといって、がっかりしたりイライラしたりするのは、周囲に迷惑だし失礼です。勝手に期待して勝手に裏切られた気分になってるなんて、本当…

対等

見下されていると感じると、ガクッと力が抜けてしまうのは、私だけではないと思います。かと言って、崇め奉られたいわけでもありません。そういう扱いをされるのも、寂しいですから。私は、人と対等に話したいのです。だから、子供達とも対等に「人」として…

SOS

文部科学省の「子供に伝えたい自殺予防(学校における自殺予防教育導入の手引)」には、SOSの出し方やSOSの受け止め方について「教育」するように求めています。死ぬ前にちゃんとSOSを出せるように、そして、友達のSOSに気づけるようになって欲しい。私もそ…

多様な人と多様につながる

みゆき会の古田さんがおもしろいエントリを書いています。 manabitudukeru.seesaa.net 私は「一人も見捨てない」集団を作ることを目指しています。西川先生は 『学び合い』の本体は「一人も見捨てない」という強烈な願いです。 ともおっしゃっています。『学…

デジャブ

今日は、私の故郷で毎年2月11日に開催させる「だるま市」に来ました。子供の頃は毎年、お年玉の残りをこれで使っちゃってたなあ。もちろん、だるまを大量に買ったわけではありません。「要らないもの」ばかりを買ってました。 ウチの子供達は初・だるま市。…

「こうやりなさい」の怖さ

今まで、「学級崩壊」と言われる状況になった学級を何度か見ています。そういう状況に陥る前に、私が必ず見る光景があります。それは、「無責任な助言」です。誰かは状況によりますが、色んな人が担任に対して、無責任に「ああやれ、こうやれ」と言うのです…

ターニングポイント

昨年、椎間板ヘルニアを患いました。臀部から太腿、ふくらはぎにかけて痺れがあり(いわゆる坐骨神経痛ですね)、病院を受診したところ、「典型的な椎間板ヘルニアの症状ですね」と言われました。その後、MRIを受け、椎間板ヘルニアと確定しました。それまで…

葛藤の中にいる

今年のクラスは、この時期になっても、学級の子供達が葛藤しているのを感じます。心の壁を越えようとする怖さ。新しい繋がりを結ぶ勇気。過去、早いクラスなら半年もあれば乗り越えていましたが、まあ、早い遅いはどうでもいいのです。スタートラインはそれ…

ナンバー1!

3月24日に仙台市で開催される「授業づくりネットワーク」さんの研究会に申し込みました。 http://www.kokuchpro.com/event/b6638d3621e3748ed741ac2aed95f0e6/ なんと、整理番号1番でした。ナンバー1です!ありがとうございます。 妙に嬉しかったので、自慢…

言葉の裏

子供達の言葉を、そのまま受け取ってはいけない場合が多々あります。例えば、 「俺はやりたくない」 と言っているけれど、心の中では 「やりたいけれど、自信がない」 だという場合を何度も見ています。また、 「先生、○○を忘れました」 と言いに来た子が、…

より「遠くのこと」を考える

私が考える「大人」とは、より遠くのことを考えられる人です。 http://nao-taka.hatenablog.com/entry/20140619/1403169341 「遠く」とは、一つは距離的な遠さ。自分、家族、数人の友達、学級、学年、学校、地域、県、日本、世界、というように自分を中心に…

逃げていい

いじめを完全になくせるのは「いじめは完全になくせる」と信じている教師だけだ。と言ったのは、確か西川先生だったと思います。私もそう思います。 「いじめはなくならないよ」と言う教員のクラスでは、絶対になくならないでしょう。 「いじめはなくせる」…

超楽しいけれど問題です。

先日、学校で学校主催じゃないちょっとしたイベントがありました。いわゆる「復興支援イベント」と言えばいいのかな。学校が主催ではないので、もちろん「本当の仕事」ではありません。が、駐車場係をやって、ビデオ撮影と写真撮影をして、映像をちょっとだ…

教科書で色んな解き方に触れる

私が若い頃、『学び合い』に出会う前に行っていた算数の授業は、多くはこんな流れでした。 問題の提示をする。 そこから課題を立てる。 どうやったら課題を解決できるか予想する。 自力解決 それぞれの解き方を発表する。 発表された解き方の中から、自分が…

学びの地図

最近、教科書の話を書いているのは、『学び合い』では教科書を大切にすべきだと思っているからです。 『学び合い』では、授業の課題を提示し、それをどう達成するかは児童に任せます。その時、ヒントや正解が教員の頭の中にしか存在しない課題を出してしまう…