『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

面白いものなんですよ

今日はPTAの飲み会でした。ある保護者さんから、 「うちの息子は、高橋先生の授業は本当に面白いと言っています。去年の授業参観でも、面白そうに勉強しているなあって思って見ていました」 と言っていただきました。ありがたいことです。 授業って、本来は…

失敗した

今日、ある学級で授業の冒頭に語りました。 「人は寂しいと、いたずらをしたり、嫌がらせをしたりしてでも、誰かと繋がりたいと思うんだよ。廊下を歩いている時に、寂しい思いをしている子が、先生にカンチョーをしてくるなんてこともあって…」 なぜここで私…

テストと『学び合い』

新しい学級を担任した時には、まずはテストで結果を出します。『学び合い』による授業を周囲から「許してもらう」ためには、分かりやすい結果があると便利だからです。過去に何度も4月の時点で「全員90点以上」や「平均99点」という結果を出したことが…

テクニックと限界

学期末が近づき、ワークテストをやる回数が増える時期です。前単元の点数がイマイチだったので、今の単元では、点数を取れるように、多めにテクニックを使って授業をしました。 こう見えて(どう見えて!?)テクニシャンな私。効果はてきめん。あるクラスで…

大人として接したいんですよ。

今日の5時間目、あるクラスの授業でした。開始時刻より少し早く行くと、子どもたちは「宿題」をやっていました。とある事情があって、担任の先生が「今のうちに宿題やってもいいよ」という話になったそうです。余談ですが、宿題の是非は置いといて、こういう…

原点に

そういえば、数年前の私は 「分かられてたまるか!」 なんてよく言っていました。 それが最近、人前に立出せていただくことや、原稿を書かせていただくことが増え、「分かってもらたら嬉しいなあ」と考えることが増えています。けれど、それにともない書くこ…

脳みそ使い過ぎ

この週末はブログの更新を休んで、別のことにエネルギーを費やしていました。最近、ノホホンと仕事をしていて脳みそを振り絞る機会が減っているせいか、頭の回転が鈍くて困ります。

衝動

私は、人間は衝動的に学び合う生き物だと考えています。もう少し詳しく言うと「人間は、一人では太刀打ちできない課題を解決しようとする時、「学び合う」という方法を選択したくなる生き物なのだ」と考えています。そして、私はそれを生かして学級経営と授…

寄る年波

今日はPTAの球技大会に向けて、約一年ぶりにバレーボール。体が動かない…。あまりにも動けず、こんなんじゃ筋肉痛にもならないと思います。これは、まずいなー。

間口は狭く、中は広く

何年も前から使っている表現ですが、授業は、間口は狭くて中が広い方がいいなあと改めて考えています。 詳しくは、今日は眠いので、そのうちに。

対談

菊池省三先生と対談をさせていただきました。その様子が、先日発売された「小六教育技術」7/8月号にて掲載されています。 小六教育技術 2018年 08 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/06/15 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 対談…

ああ、そうか

昨日のエントリで書いたことの誤りに気づきました。 一人で全てを伝えようとするから、悩むのですね。何か課題があったら、みんなで考えて、ごちゃごちゃと取り組めばいいし、その中で、個々が自分が良いと感じるやり方でやればいいのでしょう。 皆で考え、…

ごくたまに

普段は他者の仕事に口を挟みたくない私ではありますが、若い先生に 「ちょっと気をつけてね」 という話をしたことがあります。保護者さんへの電話の仕方がかなり危なっかしかったからです。簡単に言えば、児童の忘れ物を今すぐに持ってきて欲しい、という電…

アドバイス

最近は、同僚の授業に助言なんぞをしなければならないケースが増えているのですが、そんな時に、気をつけていることがあります。 それは、自己主張しないこと。 例えば、指導案を見て 「ここがよくない」 「こういうやり方の方がいい」 「私ならこうやる」 …

レベルアップ

六月の半ば。4月から『学び合い』を続けているクラスでは分岐点を迎えている時期でしょう。 そろそろ、1時間に1課題で全員達成を目指すスタンダードな『学び合い』が苦しくなっているのではないでしょうか。 ここで安易に「全員できなくてもいいんだよ」なん…

緩さ

私が素敵だなと思う方は、皆様、どこか緩いところがあります。 誰だって短所はあるし、弱点もあるし、失敗もするし。それを隠さず、だからといって開き直るわけでもなく、「それも自分」と認めている姿が、私の目には「緩さ」として映っているのでしょう。 …

教えたがり

今年は、初任者研修の校内指導員をやっているので、初任者の先生と研修をする機会が度々あります。初任の先生が、校外の研修に持っていく「宿題」について指導する必要もあります。また、今は教育実習生が来ているので何度か「講義」もしました。 こういう時…

もったいない

もう少しできそうなのに、やらない。 そういう姿を見ると、本当にもったいないと感じます。もったいないと感じるからこそ、ちょっと焦ってしまいます。「やればいいのに!」が「なんでやらないの?」になり、そして「やりなさい!」にエスカレート。陥りやす…

「愛」の問題にすると難しい

金曜日から取り掛かっている原稿を一度書き上げたのですが、大幅に書き換えました。最初に書いた原稿には「愛」について書いたのですが、やめたのです。私は、教育とは「愛」が必須の営みだと思っています。でも、時には「愛」が言い訳に使われてしまうこと…

読む時間

週末は、ブログとは別の書き物を優先していました。まあ、そんなに大した物ではないのですが。 ここ数年は、本を読む時間より、文章を書く時間の方が長いのが悩みです。もともとそれほど読書量は多くないのですが、それが更に減っています。娘の方が本を読ん…

比較するからよく分かる

何度か書いていますが、今年は4つの学級で授業をしています。教員19年目で初めての経験です。4つの学級全てで語っていることがある一方、一つの学級では語るけれど、他では語らないこともあります。逆に、このクラスだけには伝えておこうということもあ…

計画~いつになるかは分からないが~

1 自律したクラス ・子どもたちが時間割を変更しちゃうのです ・お楽しみ会に担任はいらないのです ・時間割流動型『学び合い』はこんな授業です 2 『学び合い』を始めたころ ・私は『学び合い』に救われました ・1時間毎の『学び合い』を成立させるコツ…

信用

私は多動傾向があります。そのため、よく失敗をします。今も昔も変わりません。若い時には、失敗をどうにか誤魔化そうとしていました。今は心を込めて謝るしかないと思っています。心が込もっているかいないかは、同じ過ちを繰り返すかどうか、だと考えてい…

感動する場

今まで「教えて」と言えなかった子が友達に「ねえ、ここ教えて」と言えた時。 算数が大の苦手だった子が100点を取った時。しかも、それを友達と一緒に喜んでいる姿を見た時。 苦手な学習を前に不安がっている子に「心配するなって。俺が助けるからよ」と声を…

時間割流動型『学び合い』

担任を離れて約2か月。担任を持っていると日々の学級経営に追われて、「次どうするか」ばかりを考えてしまいます。でも今は、担任を持てない寂しさからか、過去の学級経営についてあれこれと考えることが増えました。これがかなり危険だなあと感じます。一…

4月に語っことを

6月になりました。 4月当初に、子供達に対して明るく夢のある話をするのは、私だけではないはずです。また、以前の私は、子供達を「楽しませる」活動をいくつか用意し、授業を「潰して」いたこともあります。 でも、それらは長く続かないものです。 4月に話…

恐れない

怒りをエネルギーにしないで仕事をするようになってから、幾分、楽になったなあと感じます。同時に、人の怒りは多くは「恐れ」から生まれるという、みゆき会の坂内さんの話に深く納得するようにもなりました。 私の怒りは「このままじゃ、震災に負けてしまう…