『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

正しくない

自分の「正しさ」をアピールしたくなって、他者の「間違い」をことさら強調し過ぎてしまうことがある。「あの人はダメだ」なんて言い方はしない。ちょっと遠回しに 「いやあ、あの人にはびっくりさせられるよね、色んな意味で」 「俺には理解できないなー」 …

覚悟

今日、ある決断をしました。 やるしかない。

理科室においで

今日は一日、理科室で「実験」の日。理科の自由研究のための「理科室解放日」でした。本校では4年生以上で「自由研究が全員宿題」となっています。一人では難しかったり、やりたくても薬品や器具がなかったりして、苦しいのが自由研究。でも、みんなで集まれ…

焦らなくていいんですよ

夏休み初日はプール当番。30度“しか”なくて、ちょっと肌寒いように感じてしまったのは、猛暑で感覚が麻痺しているのでしょう。午後はたった27度。鳥肌が立ちました。 さて。 本校は夏休みには、保護者さんがプールサイドで見学してよいことになっています。…

誠実に

教員は、子どもたちの「力不足」を責めてはいけないし、できないのを子どもたちのせいにしてはいけない。私はそう思っています。 「どうしてこんなこともできないんだ!」 「ちゃんと話を聞いていなさい!」 かつてはそんなことを言ってしまったこともありま…

そうでもないらしい

私はよく「話が長くてごめんね」と謝ります。「話し過ぎだから、これくらいにしよう」と語っている途中で切り上げることも多々あります。 謝らなきゃいけないくらいに、語りまくっている、というのが私個人の感覚でした。 でも、子どもたちに言われたのです…

悲しいけど

明日は終業式です。 教務主任は二度目ですが、前回は担任兼務。今年は教員人生で初めて担任を持たない日々を過ごしました。自分の学級がないのは寂しいのですが、でもその分、全校生を心から可愛いと思えるのが新鮮。担任を持っていると、やっぱり自分のクラ…

本気

『学び合い』による授業の実践者はよく「集団の2割が動けば、全体が動く」という言い方をします。私も言います。 でも、時には2割にも伝わらないのかもしれない、と考えながら語ることもあります。ピンとくるのは、もしかしたら集団のウチの1人だけかもしれ…

ありがとう

今年は理科専科なので、少しずつ「1学期の授業終い」が進み、残すのは明日の1時間だけになってしまいました。ああ、悲しい…。 今日も2つのクラスで授業終い。そこでは 「私の授業は他の先生の授業とはちょっと違うよね。だから、みんなを混乱させないか心配…

授業参観

時期に合わない話ですが、メモとして書いておきます。 私が教員として気をつけていることの一つに「授業参観の授業」があります。 小学校教員にとって、授業参観はかなり重要でしょう。ここで保護者に信頼されるか否かは、子ども集団との関係に極めて大きな…

秋は函館!

春に藤原さんと飲んでいるときに決まった企画です。その時の会話が、楽しくて楽しくて!それ以来、ずっと楽しみにしていました。 初日は『学び合い』の基本的なやり方&在り方の話になると思います。 二日目はなぜ私が東日本大震災を経て『学び合い』しかな…

大切なことだからこそ

もうすぐ1学期が終わります。さて、みなさんは4月にやっていたことのうち、今でも継続できていることはいくつありますか。例えば、私は、4月当初は授業中に褒めまくっていました。 「教えてって言えたね」 「どんどん説明できて素晴らしいね」 「今の説明…

ちょっと回復

今日は早く帰れたので、昨日よりも優しい気持ち。昨日とはちょっと違うことを書きます。 「一人も見捨てない」という願いを持たずに『学び合い』による授業をやれば、かならず失敗します。学び合う中で苦しむ子が出ても「あの子は仕方ない」と考えてしまった…

疲れのせいで、やさぐれています。

「一人も見捨てない」という言葉を使わずに『学び合い』による授業をすることは可能です。むしろ、前面に押し出し過ぎると、 「どうして見捨てるんだ!教えなさい!」 と、子どもに押し付ける授業になる危険性があります。 でも、「一人も見捨てない」という…

ぶらさずに

あるクラスでの授業。あまり理科が得意でない二人が、一生懸命に相談しながら学習していました。ゆっくりと、じっくりと、真剣に学んでいました。ただ、最後は少し時間が足りず、「全員達成」とはなりませんでした。 こういう時に、私は 「どうして教えない…

函館が楽しみです!

9月に函館にお邪魔いたします。 『学び合い』函館の会 https://www.kokuchpro.com/event/8297331529b3516313a5941836ca73a7/ 久しぶりに『学び合い』についてたっぷり語れる場になりそうで、今から気合が入っております。 初日は、私なりに培ってきた『学び…

チャレンジしてね。

『学び合い』による授業で私が犯した失敗の一つに「なんで見捨てるんだ!」があります。 どういうことかというと、「友達に聞けないし、周囲もなかなか声をかけられない子」が気になって気になって仕方がなくなり、 「どうして分からない子がいるのに教えな…

ばれる

学期末が近付き、多くの教員が「逃げ切り」を図る時期です。4月に施した装飾は、5月の終わり頃にはすっかり剥がれ落ち、6月には子どもたちに本音を見抜かれています。もちろん、最初から本心で向き合っていた教員も少なくないでしょう。でも、そうでない場合…

ちゃんと通じる

初めての理科専科となった今年。間もなく1学期が終わろうとしています。1学期最後の単元が終わったクラスでは、「1学期の振り返り」を書いてもらいました。 私が授業するのは、基本的に週に2日、3時間だけです。(1時間の授業が1日、2時間続きの授業が1日な…

関係性

子供達の行動を変えたいと思ったら、関係性を変えるのが一番だと、私は考えています。 例えば、ケンカばかりしてしまう子がケンカをしなくなるには「ケンカしないほうが得な関係」を構築することが効果的です。 「ケンカするな!」と縛るよりも、「なぜケン…

1枚めくる

子供達の言葉を受け止める時に、それをそのまま素直に捉えるのは、少々危険でしょう。その言葉には、様々な思いが隠れているからです。子供達は、意図的に隠しているわけではなく、多分、自分の思いを上手く伝えられないのでしょう。ですから、教員は、子供…

年齢

30歳前後のころは、よく 「35〜36歳かと思った」 と言われていました。私は年齢を重ねることにネガティブなイメージがないので、上に見られても嫌ではありません。むしろ、誇らしくさえ思っていました。 けれども、40歳を過ぎてから、歳下に見られることが増…