『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

一人も見捨てたくない

『学び合い』の本体は、教員の「一人も見捨てたくない」という願いである。私もそう思っている。 私にとってこの言葉は、「あの子を見捨てたくない」ではない。「あの子とこの子を見捨てたくない」でもない。「全ての子を見捨てたくない」のだ。 もしかする…

函館から帰ってきました。

2回目となる「函館『学び合い』の会」が終わった。帰りの新幹線では書ききれず、帰宅後にこれを書いている。 今回は、いつになく迷いながらの発表だった。直前まで、何度もスライドを変更した。iPhoneのKeynoteが固まって、普段は持ってこないパソコンを持…

分かれると争う

私がクラスでよく語る「定番」の話の一つに「人は、分かれると争う」というものがある。グループやチームに分かれていると、それだけで諍いが起きる。諍いの原因は、分かれていること。ただそれだけ。というのが、私の持論である。 幼い子は、体育でボールゲ…

函館へ

明日は函館『学び合い』の会。藤原さんと会を持つのは、昨年の函館、今年の仙台に続いて3回目である。 藤原さんの会の回を重ねているのは、単純に楽しいからだ。こんな私を呼んでいただけただけで嬉しいので、今まで参加した会はどれも楽しかったし、参加し…

大違い

今日、子供達に語ったこと。 「みんな仲良しとチームワークは大違い。みんな仲良くするなんて、無理。 仲良くしようとすると、ケンカが大きくなる。 いじめも起きる。 チームワークが良いっていうのは、そういうことじゃない」 これもちゃんとまとめたいこと…

窮愁

一人を救おうとすることで、他の子が視界から消えている。それになかなか気付かない。 私には救えないのだ。 その事実が突き刺さる。

技術と愛と不足の話

私は「技術」を前面に出さずに授業をしたいと思っている。とは言え、全く使用していないわけではない。私の授業の基盤は、教員4〜7年目の頃に作られた。同じ学校に勤務していたY先生という県内では非常に有名な算数の大家から学んだことが大きい。『学び合い…

『学び合い』の課題づくりで躓く理由

ここ数年、若い頃にはできなかった経験を積めている。今年度は4月から、隣のクラスの担任と一緒に『学び合い』に取り組んでいる。昨年度は、自分のクラス以外で専科として『学び合い』を行なった。一昨年度とその前は、若い先生に「てほどき」しながらの授…

弱点

私は弱点だらけの人間だ。故に私の指導方法にも、弱点が多数ある。 私のクラスの子ども達は毎年、それほど満足度が高くない、というのも弱点の一つ。今年のクラスも同様。多分、今年も、『学び合い』のクラスとしてはなかなかのレベルに達しているだろう。今…

幸運

明日出す学級通信には、子供達の作文を掲載。私の学級通信は、ほとんどが子供達の作文である。今回は力作が多かった。内容は『1学期に自分が成長したところ』である。(勤務校は2期制なので、今が学期末なのだ。) 「6年生くらいになると、照れて自分の長…

アイネクライネナハトムジーク

宮城県先行上映!ということで、昨日、「アイネクライネナハトムジーク」を観てきた。 原作が好きで、斉藤和義が好きで、宮城に(というか仙台に)多少なりとも縁のある私は、非常に楽しめた。多分、原作が好きか、斉藤和義が好きか、仙台に縁やゆかりのある…

悩めるおっさん

金曜日、テストの丸付けをした後に、同学年の先生にこんな話をした。 「◯◯さんが、苦手な算数のテストの表側で100点を取ったよー。最近、頑張ってたから良かった!でも、裏はこんな感じ(あまり点数が良くない)。まだ伸びる余地がある!という前向きな気持…

半年間の変化

最近、授業中によく写真を撮っている。ここのところ、目に見えてクラスの状態が変化しているので、それを記録しておきたいと感じたからだ。 特に感じるのは、距離感。『学び合い』を始めて10日目くらいの時期の写真を見ると、子供同士の距離が遠い。しかし、…

授業6段階説と「大人になること」と伝えるということ

私は以前から「授業6段階説」という「根拠・俺」のトンデモ仮説を唱えてきた。また、「大人になること」を「共時的、通時的な広がり」で説明してきた。何度かセミナーの場で話したこともある。この2つが最近、私の中で繋がった。さらには、私が思う以上に一…

挫けそうである

一人の力には限界がある。やるべきことは山ほどあるが、私のような凡人には、やれないことばかりだ。だから、一人でやろうとしてはいけない。だから、仲間が必要なのだ。と頭では分かっていても、なかなか現実には難しい。 ペースが落ちている。息切れしてい…