学級のあれこれ
休み明け、ちょっと体が重い月曜日。 でも、教室のあちこちに現れている子供達のさりげない優しさに目頭が熱くなる。 この優しさが教室内でどんどん乱反射して、全ての子を照らしてくれますように。そのためにも、もっと良い先生になりたいと、今夜もやっぱ…
我がクラスは、絶賛「ストーミング」進行中。これを乗り越えることが本当のチームに成長する上で不可欠である。焦って「偽りの平和」に押しとどめてはならない。 と言うのは簡単だが、私だって人の子である。「偽りの平和」を求める気持ちもゼロではない。子…
社会に引き続き、算数も(単元の途中だけれど)、単元『学び合い』をスタート。本当はもっと早くから可能だったのだ。でも、研究授業の関係で、一単元一課題のままにしておきたかった、という私の勝手な都合でストップしていただけ。 でも、もうトップランナ…
クラスの様子を見ていたら、久しぶりに「タックマンモデル」を思い出した。 チームビルディングの手法「タックマンモデル」とは?段階を理解しよう! - 人事担当者のためのmitsucari公式ブログ クラスは今、いわゆるストーミングの時期に来たのかもしれない…
先日、クラスの子からこう頼まれました。 「去年は、誕生日の人がいると、担任の先生が黒板に『誕生日おめでとう!』って書いて、周りに皆んなもメッセージを書いたんです。今年もやってもらえませんか?」 私はちょっと考えて答えました。 「ぜひ、係を作っ…
自分の学級を、仲間と共に自分達の手で作る。 この経験が、将来「自分の住む街を、仲間と共に自分達の手で作る」という生き方につながって欲しい。そう願っている。 地元に残る子もいるだろう。 地元を離れ、他の場所へ移る子もいるだろう。 どちらにせよ、…
教室は、全ての子にとって心地良い場所であって欲しい。全ての子に居場所があるクラスを作りたいし、作らなくてはいけない。だが、それは簡単なことではない。少なくとも、私が一人でできることではない。だから、子供達と一緒にやるしかないのだ。 私は、自…
個人情報が絡むので詳しくは書けないけれど、昨日は何度も(ああ、良いクラスだなあ)と感じることがあった。もちろん課題もたくさんあるけれど、そんなことは当たり前。その課題についてはストレートに 「俺は不満だよ」 と伝えた。 「どうするかはみんな次…
年々、感情的に「怒る」ことが減ってきた。4月は一度も「怒鳴る」ことはなかった。以前は「必要がない」から怒鳴らない、というスタンスだった。今は「怒鳴りたくないし、どう考えても怒鳴るのは間違い」だから怒鳴らない、というスタンス。 4月の終わりに…
一年ぶりの学級担任。楽しくてたまりません。今年もステキな子どもたち。私は本当に運がいい。毎年毎年、こんなに良いクラスばかり担任させてもらって申し訳なく感じます。 今日から本格的に授業スタート。社会化の縄文時代の暮らしを調べる授業。中身は超オ…
今日、鋭い質問を受けた。「黄金の3日間って、誰にとっての黄金なんでしょうね。 子供にとっても、自分をアピールするための“黄金の3日間”だと気付いていない先生って多そうですね」 私はこの質問を受けて、「うぬぬ」と唸った。この質問によって、私が長…
どんなに明るくても、元気でも、やはり絶対君主制の学級には、固定的な階級が存在してしまうものだと感じる。でも、絶対君主制の学級経営があまりにも当たり前過ぎて、疑問を持っている人は少ないようだ。私だって、長年の絶対君主制が染み付いているので、…
もうすぐ1学期が終わります。さて、みなさんは4月にやっていたことのうち、今でも継続できていることはいくつありますか。例えば、私は、4月当初は授業中に褒めまくっていました。 「教えてって言えたね」 「どんどん説明できて素晴らしいね」 「今の説明…
子供達の行動を変えたいと思ったら、関係性を変えるのが一番だと、私は考えています。 例えば、ケンカばかりしてしまう子がケンカをしなくなるには「ケンカしないほうが得な関係」を構築することが効果的です。 「ケンカするな!」と縛るよりも、「なぜケン…
新年度が始まり、慌ただしい1日を過ごした方も多いのではないでしょうか。事務仕事に追われつつ、頭の中は「学級びらき」のことを考えていた方も少なくないでしょう。 さて、こちらにも書きましたが、 小六教育技術 2018年 04 月号 [雑誌] 出版社/メーカー:…
教員という仕事には転勤がつきものですが、でも、やっぱり緊張するものです。私も1年前に今の職場に異動してきた時には、非常に緊張しました。
修了式まであとわずか2週間。登校日は9日となったのに、今日も教室に小さなドラマがありました。多分、当事者の子と私しか気づかないくらいの小さなドラマだけれど、でも、確実にその子にとっては価値のあるドラマです。人生を左右すると言ったら大袈裟だけ…
昨日は授業参観でした。モラルジレンマ資料を使った道徳の授業です。授業参観用に1時間で完結させるちょっと急ぎ足の授業でしたが、多分、参観している保護者さんは、その方が見ていて飽きないでしょうから。という「子供のため」よりも「こっちの事情」の…
今日の学級の様子は、少し前に私が「これから学級にはこういう問題が起きるよ」と話した通りでした。 私の予言が当たった!ということなのか、それとも、私がそう言ったから、言霊がそうしたのか。それは分かりません。まあ、『学び合い』のセオリー通りって…
やはり、語れば学級は動く。 今朝は学級の課題について、ストレートに伝えたところ、すぐに動いてくれた子がいた。 今年はちょっと語り不足だったかもしれない。もっと語れていたら、もっと動きが変わったかなあ。今年は例年通りにやれていない部分も多いか…
今年のクラスは、この時期になっても、学級の子供達が葛藤しているのを感じます。心の壁を越えようとする怖さ。新しい繋がりを結ぶ勇気。過去、早いクラスなら半年もあれば乗り越えていましたが、まあ、早い遅いはどうでもいいのです。スタートラインはそれ…
いじめを完全になくせるのは「いじめは完全になくせる」と信じている教師だけだ。と言ったのは、確か西川先生だったと思います。私もそう思います。 「いじめはなくならないよ」と言う教員のクラスでは、絶対になくならないでしょう。 「いじめはなくせる」…
私以外の先生の授業でちょっとしたトラブルが発生。A君がB君をくだらないイタズラで泣かせてしまったそうです。「高橋先生、来てください!」なんて職員室まで私を呼びに来る子もいて、私はノッソリと教室に向かいました。 私「(A君に)何があったの?」 A…
私の学級経営の大きな弱点に、「学級内の序列が急激に変化し、一部の子が“急落”してしまうこと」があります。私は、多くの小学校の学級が「先生君主制だ」と感じています。専制君主制をもじったダジャレです。「学級王国」という言葉があるくらいですから、…
最近、私の学級経営には大きな弱点があることに気づきました。というか、弱点は分かっていましたが、その自己分析がほぼ終わりました。これについては、近々詳しく書きます。その次は克服策を考えなくてはいけません。 まだまだ修行が足りないな…
色々と考えているうちに、思い出しました。私が『学び合い』の理論が好きなのは、とっても自然だからです。『学び合い』が何よりも優れているとは思いません。何よりも『学び合い』が一番だ!とも言いません。でも、『学び合い』って自然だよなあと、私は強…
今日の放課後は学級の掲示物を張っていました。 教室の後ろには、図工で描いた絵画を。張り終わって眺めていたら、「ああ、いい絵だなあ」としみじみ。題材は定番の「モチモチの木」です。私はある程度細かく描き方を指導するのですが、それでもとっても個性…
『学び合い』による授業を行えば、学級内の関係性はみるみる豊かになり、直ぐに仲の良い学級になる。これは、ある一面では真実だと思います。上司から「まるでマジックのようだ」と評していただいたこともあります。 でも、忘れてはいけないと感じていること…
昨年、石川晋さんが私の学級に来てくださった際に「高橋の学級は、いつくらいからまとまってくるの?」という趣旨のご質問を受け、「だいたい、11月くらいからですかねえ」と答えた記憶があります。過去の経験から言うと、やっと学級の空気が馴染んでくるの…
『学び合い』の本体は「一人も見捨てたくない」という教員の心にある。西川先生は度々そう述べられています。なるほど、私もそう思います。もし私が「あの子は仕方ないか」と考えたら、授業は大いに変質します。例えば、私が喋る時間が長くなるでしょう。だ…