『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

新年の不吉な予言

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年は,本当に辛く厳しい1年でした。
今年は良い年にしたい!と思いつつ,現実的に考えて,更に辛く厳しい1年になるだろうな,と思っています。
3月11日からずっと,職場の皆さんも,クラスの子ども達も,無理をしながら頑張ってきました。その「ツケ」がどっと回ってくるでしょう。


ここで予言しておきます。
被災地の学校が大変なのは,これからです。
年度末にガタガタと崩れる教師や子供,学級,学校が沢山出ることでしょう。
精神的に不安定になっている教師・保護者・児童が沢山いますから。
それは新年度になって加速していくでしょう。特に,当県の場合,人事異動がごちゃごちゃすることは確実です。それに伴う後手後手の校内人事。そして,毎年進歩のない無計画な学校・学級経営。その結果どうなることやら。考えただけで頭が痛い。
また,「敵」は一見,味方のフリをして近づいてきます。「被災地の子ども達の為に」そう言って近づいてきます。「被災地は,お前たちの自己実現や自責作りの舞台じゃねえよ!」と思います。
何より,最大の敵は隣に居るのです。近隣の学校でも,津波被害の有無・放射線の値によって,学校の立場は異なってきます。けれど,学校も教育委員会も「足並みをそろえる」ことが大好き。隣近所の学校に合わせる為に無理をして,結果として,互いに首を絞め合います。味方のはずなのに敵になってしまうのです。なんたることか!


最終的に,苦しむのは子ども達です。


それに対してどう備えるのか。
策は今から打っておくしかありません。
わたしは,夏休み中からずっと,学校で警鐘を鳴らし続けています。
当たり前のことですが,それを受け入れてくれる方もいれば,拒絶する方もいます。自然なことです。
どうすべきだったのかは,後で明らかになるでしょう。
もしかしたら,わたしが間違っているのかもしれません。そうだったら嬉しい。


わたしは,そうなってもいいように,今できる精一杯のことをするだけです。
わたしのクラスの子ども達は絶対に守りたい。出来る限り全校の子ども達も救いた
い。可能なら,もっと多くの子ども達も。


もっと多くの人を巻き込めれば,もっと多くの子ども達を救えるのにと思います。
「なんで分かってくれないのかなあ。何で自分だけが助かろうとすると,結果として自分が損をすることが分からないのかなあ」と絶望感を感じることも多々あります。それでも,伝わらないのは自分に不備があるのだ,自分が正しいと思った時は間違いなのだ,と反省し,自分自身を変えて行くしかないのだと思うようにしています。


とは言いながら,自分を責め続けると,今を生きて行こうとする足が止まるのも事実です。
春は遠い。
そんなことを感じる新春です。