昨日、若い先生数名に授業を参観して頂きました。
教育事務所が開催する常勤講師講習の一環としての授業提供でした。打診があった時、上司には、
「わたしでいいんですか?もっとフツーの授業を見せた方がいいんじゃないですか?」
と言ったのですが、わたしでオッケーということなので、何の遠慮も配慮もなくフル『学び合い』を見せることにしました。まあ、これでわたしが「フツーじゃない授業」をやることは、事務所のお墨付きということにしておきましょう。
授業終了後、短時間ですが参観くださった方々とお話することができました。
「驚いた」という声がたくさんありました。
「どうして、授業が始まって直ぐに相談できるのですか?」
「答えを教えるだけじゃなく、ここを読んでごらんとか、どこに書いてあると思う?とかいうように、考えさせるような教え方をしていてびっくりしました。」
「自分の考えを違うと言われても、どうして?教えて?と言える、信頼関係に感動しました。」
なんてことも言ってもらいました。
わたしからは、こんなことを伝えました。
このクラスはまだ担任して2か月であり、「まだまだ」であること。
でも、子ども達は、もともとそういう力もっているのだということ。
つまり、学び合うことは「学習訓練」と言われる類とは全く別物であること。
そして、若さは最大の武器であり、試行錯誤しながら進んでいくべきであり、多少迷走しても、同僚も子どもも許してくれるのが若さの特権であること。
でも、その若さを失う前に身に付けなくてはいけない力があること。
それは子ども達を信じることであること。などなど。
おっさんになったなあと思いながら話をしました。
夜、参観して下さった方と同じ学校で働く知り合いからメールが来ました。
「凄い!としか言えない。感動した!って言ってましたよ」
とのこと。素直に嬉しかったです。自慢の子ども達です。
そして、『学び合い』を広める、日本を変える、というなら、まずは自分がしっかりとクラスの子ども達を育てなければいけないよな、と改めて思いました。