『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

学校の犯罪

「いじめ」とは、学校が犯している犯罪です。
それは、一人の教師・一人の校長の問題ではありません。
学校全体の犯罪です。


誤解を恐れずに言えば、わたしは、我が子を「学校」に入れたくありません。
わたしが教師になったきっかけは、小学校時代の自分を救うためです。
「小学生の自分が、この授業・この学級・この学校で生きていきたいかどうか」
が、わたしの大きな指針でした。
それが、最近は我が子の成長に伴い
「我が子を、この授業・この学級・この学校に入れたいかどうか」
を考えるようになりました。


自分のクラスを見ていて、
「俺もこんなクラスで学びたかった!」
と思ったことは何度もあります。
「娘にも、こういう経験をさせたいな」
と思うこともあります。


でも,学校全体を見た時に・・・。
まあ、これ以上はやめておきましょう。


とにかく,最近の「いじめ」に対する報道が,とてつもなく恐ろしく感じてしまいます。「犯人」を作り上げても,決して解決しないことは,過去の事例から分からないのでしょうか。


先日,4月からいらした新しい校長先生と
「学校のせいで,どんどん"悪く"なっている子どもも多くいる」
という話をしました。
学校のせいで自信を失くした子。学校のせいで捻くれた態度をとらされている子。学校のせいで自分を守るために攻撃的な態度をとっている子。学校のせいで友達を見下すようになってしまった子。
そういう学校の罪が寄り集まって,「いじめ」になっているのです。


誰が悪いの?と問われれば,わたしは
「俺です」
と答えます。
例え,自分の学級でなくても。例え,遠く離れた県や学校の出来事であったとしても。