『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

原則

教育に関する「原則」を、様々な方が様々に述べていらっしゃいます。
読めばどれもこれも、「なるほど」と唸るばかり。
理論的に納得できるだけでなく、素晴らしい実践に裏付けられているものも多くあります。

が、しかし。

大概のものは「多すぎる!」と感じます。
10も20も原則があっては多過ぎる。

わたしが馬鹿なので覚えられない、という話ではありません。(いや、覚えれらないですけど)
原則はあくまで原則です。原則にはどうしても、「例外」や「方便」があるもんだと思っています。もうちょっと良い表現で「応用」と言っても良いですが。

その「原則」を提唱している方は、どこでどのように「例外」が生まれるのか、どんな時に「方便」を使えばいいのかがよく分かっているので、適切な「応用」ができます。
でも、その「原則」を後から学ぶ人間は、そうはいきません。
大抵、応用がきかずに失敗します。

それを「勉強不足」と斬って捨てることは容易いのですが、そんなことを繰り返しているから、教育界は駄目なんだと、けっこう本気でわたしは思っています。


もっとシンプルに、削いで削いで、出来るだけ多くの教師の心に響き、脳みそに食い込むような「原則」を作れないだろうか。
できれば3つくらいに絞りたい。
そうじゃないと、多くの人が応用できなくなってしまうよなあ。


そう考えていたら、『学び合い』の「3つの観」が思い浮かびました。
「ああ!」
と思いました。
「これでいいじゃん」
と思いました。


分かっていたつもりですが、西川純という方は本当に凄い、『学び合い』ってすごいと改めて感じました。お世辞ではなく。


後は、それを「きちんと」理解することです。
3つだったら「きちんと」学べると思うんですよ、頑張ればね。