教育に関する「原則」を、様々な方が様々に述べていらっしゃいます。
読めばどれもこれも、「なるほど」と唸るばかり。
理論的に納得できるだけでなく、素晴らしい実践に裏付けられているものも多くあります。
が、しかし。
大概のものは「多すぎる!」と感じます。
10も20も原則があっては多過ぎる。
わたしが馬鹿なので覚えられない、という話ではありません。(いや、覚えれらないですけど)
原則はあくまで原則です。原則にはどうしても、「例外」や「方便」があるもんだと思っています。もうちょっと良い表現で「応用」と言っても良いですが。
その「原則」を提唱している方は、どこでどのように「例外」が生まれるのか、どんな時に「方便」を使えばいいのかがよく分かっているので、適切な「応用」ができます。
でも、その「原則」を後から学ぶ人間は、そうはいきません。
大抵、応用がきかずに失敗します。
それを「勉強不足」と斬って捨てることは容易いのですが、そんなことを繰り返しているから、教育界は駄目なんだと、けっこう本気でわたしは思っています。
もっとシンプルに、削いで削いで、出来るだけ多くの教師の心に響き、脳みそに食い込むような「原則」を作れないだろうか。
できれば3つくらいに絞りたい。
そうじゃないと、多くの人が応用できなくなってしまうよなあ。
そう考えていたら、『学び合い』の「3つの観」が思い浮かびました。
「ああ!」
と思いました。
「これでいいじゃん」
と思いました。
分かっていたつもりですが、西川純という方は本当に凄い、『学び合い』ってすごいと改めて感じました。お世辞ではなく。
後は、それを「きちんと」理解することです。
3つだったら「きちんと」学べると思うんですよ、頑張ればね。