『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

ドラマを生む学級

最近ずっと,どんな学級を作りたいかを考えていました。
とりあえず,今言えることは「ドラマの生まれる学級」が良いなあと思っています。


以前,一緒に勤めた先輩に「教師は演出家だ」と言われ,大いに納得しました。非常に素晴らしい先輩でしたし,沢山,勉強させて頂きました。学級の主人公は教師ではなく児童なのだということを教えて頂きました。


が,その先輩とは,その後,思いっきり仲違いしました。
わたしは,脇役のいない学級を作りたかったのだけれど,その先輩の「演出」は,主役と脇役がはっきりしていると,わたしには感じたのです。
『学び合い』に出会って,その違和感が明確に「間違い」だと気付きました。教師がドラマを作りだそうとするから,主役と脇役が生まれてしまうのです。教師が意図的に作り出せるドラマなんて,そんなに多くありませんから。


全員が主役になるには,数多くのドラマが自然に生まれてくる学級にすればいいのです。全員が,ある時は主役に,ある時は脇役に,ある時は大道具に,ある時はブタカンに,ある時は照明に。そうやって変化していくのです。それを決められるのは,児童自身。つまり,教師は,主人公どころか,演出家ですらないのです!



ドラマを生める集団を育て,その中で,自分で自分にも他人にも光を当てられる人間を育てる。
それ仕事が教師の仕事なのだと思います。


じゃあ,そのために,教師は何をすべきなのか。
これを追い求めていこうと思っています。