『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

算数だけれど国語でもある。

「学び続ける子どもの会」の実践は、坂内さんと古田さんが進めてきた学習をベースとし、わたしや他のメンバーがそれを追いつき追い越せ!と実践を重ねているところです。
わたしは「追いかける側」の視点から、日々の実践やその中で気付いたことを書き綴っていきたいと思います。



さて。
今日の算数の学習。
学び合う時間が残り少なくなってきた頃、一部の子たちが「今日のレポートでは何を書くべきか」を相談していました。
「これは大切だよね」「でも、これも書きたい」「じゃあ、まずこれを書いて、次にこれを書こうかな…」「えー、こっちは?」


それを受けて、先日、国語で学習した「頭括・尾括・両括」の話をしました。
「大切なことは、最初か最後、もしくはその両方に書くんだよね」


すると、子ども達は考えるわけです。
「じゃあ、これを最後にしなくちゃ」「俺は、これを最初にしよう。頭括だ」
どんな順番で書くかというのは、何が重要かを考えないと、意味がありません。
国語で学習したことを使うことで、算数の学習が深まるのです。
逆に、算数の時間のレポートによって、構成の大切さを体験的に学んだとも言えます。


これからしばらくは、構成を意識しながら算数や社会のレポートを書かせたり、総合的な学習の時間で説明文を書かせたりしていく予定です。
他にも、国語で学習した資料を活用して書く学習も、他教科で取り入れていくつもりです。


こういうことを続けていくと、どれほど力が伸びるでしょうか。
ワクワクします。