『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

安定して学び合うことと書くこと


「学び続ける子どもの会」では,書くことを求めます。
書く活動に取り組み始めてから2週間で,わたしのクラスでは16枚のレポートを書きました。原稿用紙に書く時も,白紙の用紙に書く時もありますが,多い子だと400字詰め原稿用紙に換算すると20枚程度,平均でも12枚程度は書いたことになるかと思います。
最初の1週間では,1日に1枚程度でしたが,今では,一日で原稿用紙3〜4枚分くらいは毎日書いているペースです。

この会へ参加し始めた時には,「ウチのクラスで書けるかな」という迷いがちょっとだけありました。が,一方で「まあ,大丈夫だろう」という思いがほとんどでした。というのは,わたしのクラスでは,安定して学び合えるようになっているからです。

学び合う文化が成立している,とも言えると思います。
学び合うことができるクラスなら,学級の2割程度が達成することが出来る学習なら,他の子に波及していくものです。自分の学級を見回すと…。「ガシガシ書けそう」な子が2割程度は居ました。そのため,大丈夫だろうなと思えたのです。

逆に言うと,学び合う文化が出来ていないクラスでは,書くことがストレスになると思います。「書けない!」という子が続出してしまうでしょうし,書くことが得意な子も疲弊していくでしょう。

わしゃわしゃと学び合えるから,ガシガシ書けるのです。
最初は「1日に1枚なら書けるけれど,でも,2・3枚になると厳しいです。ぼくには書けません」なんて言っていた子が,今日は楽しみながら2時間,レポートを書いていました。(テストや学活があって,今日は2枚しか書けなかったのです。)


でも,大切なのは「書くこと」にあるのではありません。書くことが目的になると,質が下がります。学び合えるクラスであること。その中で,しっかりと力をつけていくこと。それが大切であり,その結果として,ガシガシ書けるのだということが,ちょっとずつ見えてきました。
12月には,更にもう一段階高いレベルへと進んでいきます。楽しみです。