『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

最優先を決める

世の中には「大切なこと」が溢れています。
特に,子ども達は「スポンジ」のように様々なことを吸収しますから,あれもこれもと「大切なこと」を与えたくなってしまうものです。
でも,ちょっと待ちましょう!
あなたが,学級の子ども達に要求したいことは沢山あるにしても,最優先することは何でしょうか?
直ぐに答えられるでしょうか?


これが明確になっていないと,絶対に授業がブレます。
子ども達が突き進むような勉強ができません。
「これが,絶対に第一優先!」
という核が必要なのです。
この核が定まっていないと,『学び合い』はブレます。
多くの方が「仲の良さ」と「学力」との間でブレているように感じます。



もしかすると,
「学級経営と学力向上は車の両輪のような物だから,どっちも大切です」
という人もいるでしょう。
「『学び合い』は,人間関係改善と学力向上をどちらも同時に行えるもので,分けることはできません」
という声も聞こえてきそうです。


まあ,それはそうなのですが,それだから駄目なのです。
「どちらも大切」と言っていては,どちらも大切にできません。


絶対にこれ!
というものを定めましょう。
そして,その「裏付け」を強固に固めましょう。
裏付け,というのは,自分の個人的な経験だけでは駄目です。
そういう主観的な思いは,自分にとっては強いのですが,他人から見たら「だから何?」という話です。
客観的な裏付けが必要です。
「学校教育では,コレを第一優先にすべきだ!」
というコレ。


あなたにとっては,何ですか?
まさか「人格の完成です!」なんて言わないで下さいね。そんな話を保護者や同僚・上司にしても,誰も納得してくれませんから。