『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。2月に単著発売予定「流動型『学び合い』の授業作り」発売

継続させるには その2

コメントを下さったお二方。また、TwitterFacebookを通じてご連絡を下さった方、どうもありがとうございます。

ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、とりあえず、続きを書いていきたいと思います。

「助け合い型『学び合い』」自体が大きな問題なのではありません。これは、児童の固定概念を怖し、温かな人間関係を構築する上で必要なステップなのだと思います。「教えることは得だ!」という教師の揺るがぬ姿勢があってこそ、どの子も「分からない」「教えて」と言えるようになってくるのです。


問題なのは、「助け合う学級」が目標になってしまうことです。「助け合うこと」は、「学び合う学級」にとって、最初のステップに過ぎません。
助け合うことが目標になると、教え役の子は「教えない」という選択をすることができなくなってしまいます。
だって、教えない=助けない=目標に反する行為、となってしまいます。
じゃあ、どうすれば良いのか。

わたしに思いつく解決策は2つです。

といっても、わたしが考え出したものではありません。皆さんもご存知だと思いますが。


一つ目は、西川先生が進めている「異学年『学び合い』や「全校『学び合い』など、集団を拡大していく戦略」です。
特に、全校での『学び合い』は、「持続性」を考えると、非常に有効だと思います。
(以下は、何度か「異学年『学び合い』」をやっただけのわたしが、数回映像で「全校」を見て考えたことなので、西川研究室の皆様からの突っ込みや補足を頂けると嬉しいです)
さて、全校『学び合い』を持続していくと、どんなことが起こるでしょうか。
「異学年」でもそうなのですが、最初は、基本的に学級内で学び合うことが中心でしょう。でも、だんだんと上級生が下級生を教えるようになってきます。上級生のやんちゃ坊主が、生き生きと下の子を教える姿も目に浮かびます。でも、この程度では、全校で学び合う意味は薄いと思います。これも「助け合い型」と大して変わりません。(むしろ、集団が大きい分、教える側の負担は増えるかもしれません)
それが、回数を重ねると、自分の学年の学習を終え、上の学年の学習に首を突っ込む児童が出てくるはずです。例えば、勉強が得意な3年生が4年生の話し合いに混ざって話し合い、4年生の「上をいく」ようなこともあるでしょう。
こういったことが日常茶飯事になってくると、次の年にはどんな状態になっているでしょうか。
簡単です。3年生のうちに4年生の学習を学んでいたのですから、ちょっと教科書を読んで「あ、去年、4年生と混ざってやったやつだ。すぐ終わり!」といった感じでしょう。4年生の勉強はサラッと終わらせて、5年生の学習に踏み込んでいけるのです。その子は5年生になったら6年生の学習に踏み込んでいきます。6年生になったら、中学校の内容にも踏み込んでいけます。そうやって、もっともっと!と学んでいけるのが「全校『学び合い』」が持つ真のメリットだというのが、わたしの予想です。(西川研究室の皆様、どうでしょう?大はずれ?)
先に進むだけが勉強じゃない!と考える方もいるでしょうから、いわゆる「発展問題」をやったり、完璧になるまで繰り返し学んだりすることも可能ですし、学力向上には有効でしょう。


これが実現するには、最低でも2年は全校『学び合い』をやらなくてはいけません。本当に効果が現れるのは、もっと長くかかるように思います。
こういうことは、継続が不可欠です。そういう意味で、こういった『学び合い』を「文化型『学び合い』」と呼びましょう。
西川先生のブログから察するに、西川研究室は完全に「文化型『学び合い』」なんでしょうね。見てみたいです。


文化型『学び合い』は、一教諭が行うには、なかなかハードルが高いでしょう。わたしは僻地校に勤務していますから、全校『学び合い』を非常に魅力的に感じています。異学年も日常的にやりたい。でも、手を出せないのは、数年間持続することが難しいからです。わたし自身の転勤もありますし、メンバーの入れ替わりもありますし。


じゃあ、全校ができないなら、どうすれば『学び合い』を続けていけるのでしょうか。
それは、、、。疲れたから、ここまで!