『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

飽きる,ということ

『学び合い』の話は書き飽きたので,ちょっと違う話を。
ということで,「飽きる」をテーマに,大切だと思うことを書いてみたいと思います。


若い頃の自分を振り返ると,いろんな「指導法」や「学習法」に手を出しては,直ぐに飽きていたなあと反省することがたくさんあります。
大抵の場合は,子ども達ではなく,教師が飽きて止めになるんですよね。


そうなってしまうのは,自分の核が定まっていない為に,軸になるものを設定できず,教師の立ち位置がフラフラするからです。とんたんさんの言葉を借りれば「在り方」ですかね。


核とは,「絶対に外せない!」と「ピンポイント」で心に決めたことです。
わたしの場合には,「クラス全員を伸ばす」。
「伸ばす」というのは「立体的な学び」をすること。この辺りのことは,後日,書きたいと思います。


軸とは,核から伸びてきた「全ての授業で貫くこと」です。
ポイントは「全て」と「貫く」。「国語ではこれだけれど,算数ではこっちで」なんていうのは,軸としてイマイチ。これで伸ばすのだ!と貫き通すことが大切です。
それができないと,ただの「方法」になり下がります。
わたしが今,取り組んでいるのが「言語化=書く」ということ。
言語化=書く,という活動を貫き通すことで,それが芯となり,他の学習がくっついてもブレずに行えるのです。


その結果,子ども達の学びは,立体的に広がっていきます。
それが「織り重ねる学び」です。(なんて勝手に言い切ってごめんなさいね,他のメンバーの皆さん)


核が弱いと,軸が定まりません。
軸が定まらないと,授業が不安定になります。
わたしも,やっと授業の軸が定まってきたと感じています。


が,上手くいかない,とおっしゃる先生の話をよーくよーく聞くと,大抵の場合,核が定まっていません。「なんとなく」曖昧な感じ。
だから,授業の軸がない。だから,どんなに色々な活動を組み込んでも,定着せずにポロポロと崩れていってしまう。。。
まあ,昔のわたしもそうだったんですけれど。
だから,どんな方法に手を出しても,直ぐに「飽きて」しまうのです。


それを「飽きっぽい性格なんで」とか「絶対的に優れた方法はないのだから,様々な方法の良いトコロを組み合わせて…」だとか,言い訳をしていたこともあったなあ。(遠い目)


でも,違うんですよね。
核があるから,軸が定まる。
「すごい」と思う先生の話を聞くと,みんな揺るがないモノをもっていらっしゃいます。
わたしも,もっともっと強固に核を固めて,軸をぶっとくしていきたいなあと思います。


19名が,1週間ちょっとでこれくらいは書いています。でも,まだまだ。
量も,質もレベルアップさせて,卒業させたいと思います。
(この写真を見ていただければ,「立体的に学ぶ」って比喩が分かってもらえますかね?)