『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

学び合っていないけれど、学び合い

今年のクラスは、去年1年間のブランクはありますが、通算での『学び合い』歴は3年目を迎えています。4月当初は、1年振りの学び合いにちょっと興奮気味だったものの、5月に入ると、しっとりと落ち着いた雰囲気で学習しており、惚れ惚れしてしまうことが度々あります。

『学び合い』を始めたばかりの学級は、ガヤガヤと騒がしいものだと思います。時として学級崩壊のように見える、なんて言われることもありますね。
わたしの経験では、その後、子ども達はいくつかの小グループに別れ、時にはその間を行き来し、時には離散集合し、ただの「騒がしさ」とは違う雰囲気になりました。わたしはそれを「締切前の編集部」に例えたことがあります。実際に新聞社の編集部を見たことはありませんが、有能な記者が集まって、バリバリと仕事をしているような雰囲気を感じました。
時として大きな笑い声が聞こえ、注意しないといけない時があったのもこの時期です。

それを過ぎると、騒がしさが一切なくなりました。
今は、一見すると学び合っていないように見えます。誰も話していない時間さえもあります。古田さんが言うところの「ゆるく繋がっている状態」です。この状態が凄く良い。もちろん、学び合っていないわけではありません。時々、話し声が聞こえたり、難しい問題だと一気に盛り上がったり。
Facebookの『学び合い』グループページに上げておきましたが、熱心に相談し合う姿も山程あります。
でも、しっとりとしています。


イイクラスです。
学び続けるクラスの姿です。


その辺りことを、夏の『学び合い』フォーラムで話したいと思っています。(わたしは、分科会の発表者になっています。)
フォーラムについては、こちらです。
http://manabiai.jimdo.com/