『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

自然

昨日の5校時目,わたしの学級の時間割は算数でした。
なぜ週の一番最後が算数なのかと言うと,週の最後にしっかりと勉強をして,一週間を終わりたいと考えているからです。


5年前のわたしなら,金曜日の5校時目に算数を入れるなんてことはしませんでした。
そんなことをしたら「子ども達がかわいそう」と思っていました。ですので,学活や体育など「活動的」な授業を行って,「飽きさせないように」していました。


けれども,今は違います。子ども達は毎日,毎時間,学校で勉強し成長しているのですから,週の一番最後が最も力を付けていることになります。ですので,そこでガッツリ勉強しないともったいないなあと思うようになりました。別にその勉強が学活でも体育でも良いのですけどね。大切なのは,教師がどんな姿勢でその授業を行い,何を思って課題を設定しているかなのだと思います。


で,昨日の5校時目の開始直前,ポロっと
「普通のクラスは,金曜の5校時目に算数やったりしないんだろうね。」
と口にしてしまいました。すると,ある子が
「へえ?何でですか?」
と聞いてきたのです。こういう時に,(このクラスは,3・4年の時も高橋が担任していたから,やっぱり普通じゃないんだよなあ)って思い,ちょっぴり反省します。
「金曜日の5時間目だと疲れているから,集中して勉強ができないからじゃないかな」
という旨の返答をしましたが,その子は(よく分からない)という顔をしていました。そりゃそうです。3年の時も4年の時も,金曜日の5校時目に算数って普通にやってましたから。
一応,
「いつでも,しっかりと勉強できるのは,このクラスの自慢の一つなんだよ」
と言ってクラス全体を褒めましたが,これ以上,何をどう説明すれば良いか分からなくなったので,その話はそこで終わりました。
でも,今のウチのクラスの状態をよく表しているエピソードだよなあと思います。


息を吸うように自然に学ぶクラスになってきています。そりゃあまあ,まだ完璧ではありません。でも,自然です。イイ感じです。