『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

学級の個性

昨年度に引き続き,2年連続で6年生を担任しています。同じ学年を続けて担任するのは初めての経験です。昨年度と今年度のクラスには,当たり前ですが違いがたくさんあって,楽しめます。


例えば,本会で進めている学習レポート。昨年度の実践を基に今年度も進めていますが,わたしが意図しているわけでは無い点で,面白い違いだなあと感じることがありました。


昨年度のクラスでは2学期終盤から学習レポートを書き始めましたが,その中でどこに出しても恥ずかしくない「エース」が育ちました。このエース,自分の考えを論理立てて文章にする力が大きな武器。話題提示から本論への持って行き方が抜群でした。もう少し鍛えて,結論との繋がりを明確にできれば,文句なし!でしたね。
このエースの影響で,昨年度のクラスは
・ 話題提示の工夫と,そこから本論への持って行き方を工夫する
・ 絵や図は最小限にし,あくまで文章中心のまとめを行う
が全体としての特徴でした。


一方,今年度も,レポートを書き始めてから1か月が経ち,「エース」となりそうな存在が育ってきています。この新エース候補は,イラストや吹き出しを使った説明が得意!ちょっとポップで楽しいレポートを書きます。このエースの影響か,今年度のクラスは
・ イラストや図を効果的に使える
という特徴が見られます。


同じ人間(わたし)が同じように指導しているつもりでも(もちろん,昨年度より今年度の方が,わたしの指導力も上がっている!と思いたいですけど),学級の個性ってあるなあと感じます。やっぱり,トップランナーを育てるって大切ですね。教師にはできないことを,子ども達はやってくれます。
もちろん,どっちが良いという話ではありませんよ。どちらも(そして,他の子も当然!)わたしにとって,かけがえのない可愛い教え子ですから。


今年も,面白い学習が展開できそうです!いやいや,この実践も2年目なのですから,もっともっと面白くしなくっちゃね!本当に楽しみです。