『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

組織の一員

組織の一員として,自分が所属する組織の「悪口」は言ってはならないと思っています。他のメンバーのことも,上司のことも。さらに言えば,政治家の「悪口」を言うのも好きではありません。
親しい人に愚痴ることはあっても,でも,それも良くないことだと思っています。


けれど,無批判に何でも受け入れているわけではありません。
「間違っている」と思ったら,それを正すために最大限の努力を払うべきだと思うのです。批判するならば代案を示し,改善を図るべきだし,もしもその案を受け入れてもらえないなら,自分がそれだけの信頼を集めていないせいだと思います。わたし一人の意見が,他の方々全員よりも正しいという証拠もありませんし。
わたしが自分の「正しさ」を振りかざし,それが本当に「正解」であったとしても,他の方が賛同してくれなければ,自分の学級しか変えられません。わたしは,自分の学級だけじゃなく,学校の児童全員を救いたい。だから学校組織全体のことを考えてきたつもりですし,建設的な提案はしても「悪口」レベルのことは言いたくはないのです。


だから,可能な限り「建設的なメンバー」であろうと努力しています。
その方が,自分にとってもプラスだからです。


とは言いながら,限界はあります。
「もうこれ以上,この組織のために働けない」「この組織の一員でいたくない」
と思う時は,誰にでもあり得ると思うのです。
学級においてコア・メンバーがそう思った瞬間がいわゆる学級崩壊です。大人でも同じなのだと思います。コア・メンバーがそう思ったら,学校は立ち行かない。


組織の「仲間」で居たいかどうか。それは,懲罰や褒賞によって決まるのではありません。その組織の(それは多くの場合,長となる管理者の)持つ理念や夢に納得できるかどうかです。


子ども達の心に響く言葉を語れる教師でありたいと思います。